追子森 赤沢右岸の林道から

ブナ林の紅葉を楽しみつつ、追子森(標高1139m)への登山道を探索することにした。 追子森への登山道に関する情報は、標高630mぐらいで林道から山道(踏み跡らしい)へ入るといった程度しか入手していない。 はたして上手くいくのだろうか。

追子森へのルート図

歩いたと思われるルートを赤点で示している。
展望の開けない緩やかな斜面のところがほとんどであったので、実のところ、どのあたりを歩いたのか特定しにくい。
歩いたときに得たイメージに基づき、大きなジグザグの道筋を描いている。


photo1

出発点あたりから追子森を望む。山頂部がコメツガの森になっているのが特徴的である。
こちらから見る岩木山は、他の方面からみる岩木山とは異なった趣がある。


photo2

車道から林道入口を見る。ここを出発点とする。写真左端に黒森が写っている。
林道入口あたりは舗装されているが、すぐに車が通れない林道跡となる。


photo3

浄水場の脇を通って林道跡を進む。


photo4

標高630mぐらいの山道入口近くになると、比較的勾配のある舗装された坂道になる。
坂道でトラックがスリップしないように舗装していたものと思われる。その程度の勾配がある坂道である。


photo5

舗装坂道の勾配がやや緩くなったあたりに、山道(登山道)の入口があった。
登山道入口は標高640mあたりにある。


photo6

入口は踏み跡といった感じであるが、20mも進むとハッキリした山道が延びている。
道幅が広いことから林道跡かと思われる。このあたりは斜めに緩く登る感じだ。


photo7

標高760mぐらいで分岐がある。直進する感じで左の道を20mも進むと道筋が消えていた。
ここは右へ折れ、尾根に対して真っ直ぐに登る感じで進む。


photo8

ブナ林の中にハッキリした道筋が延びている。
この調子で進むと良いのだが、・・・


photo9

やがて尾根の南斜面をトラバースし、右に沢を見ながら進むようになる。
標高890mぐらいで沢を横切り、右隣りの尾根へ移った。


photo10

昔のスキー標識があった。昔の登山道に沿ってスキーコースが設定されていたのであろうか。


photo11

右隣りの尾根へ移ってからも少しトラバースし、標高890mぐらいで直角状に左へ折れ、浅い沢を辿って登る。


photo12

標高960mぐらいで浅い沢を登り切り、緩やかな尾根上の峠のようになったところに着いた。
直進すると、大岩がゴロゴロした沢を横切ることになるが、沢のところで道筋が消えていた。
あちらこちらを探すが、道筋の続きが見当たらない。
標高890mぐらいの曲がり角まで戻り、もう一度登りながら、道筋の続きを探す。


photo13

40分ほど探すが次の道筋が見つからない。お菓子を食べながら、一人で作戦会議を開く。
沢手前の、峠のような場所で休憩しながら、頭の整理をする。
作戦会議の結果、もう一度、大岩がゴロゴロした沢で道筋を探すことにする。
雨が降ってきそうな感じであるが、とにかく道筋の続きを見つけよう。


photo14

沢は大きい沢と小さい沢とが平行に並んでおり、小さい沢(2番目の沢)の右岸に再びスキー標識を見つける。
小さい沢(2番目の沢)の中を上流側へ進み、20mぐらい先で踏み跡らしき道筋を見つけた。


photo15

道筋のようにも見えるし、そうでない様にも見える。そんな道筋を辿って登る。
幾らかの浅い沢を渡り歩く感じで道筋が続いている。


photo16

道筋を探し探しながら進む。道筋は細かく右往左往しながら延びている感じか。


photo17

露岩があり、露岩に登って周囲を見るが、展望は得られなかった。


photo16

標高1070mまで登ったところで山頂らしきものが見えてきた。
ところが雨が降り出す。カミナリも鳴っている。ここで折り返すことにした。
土砂降りの雨の中、急ぎ足で下山した。
道筋が消えていた地点から上側は本来の道筋を辿ったかどうか不明であるが、たぶん本来の道筋であろう。
標高差100m以上にも渡って道筋らしきものが続いていたことを考えると、やはり本来の道筋であろう。


記録



ホームページへ


inserted by FC2 system