桑畑山の登山コース図

桑畑山への登山は4、5本のルートが考えられるが、尻屋からの裏山ルートのみを示している。 その他のルートは消滅しているか、通行禁止である。

桑畑山の登山コース図

桑畑山の登山コース図


メモ

  1. 尻屋集落の神社から始まる裏山ルートは、神社裏の林道へ出た地点から50mほど北へ移動した地点に、稜線へ登る道筋が着いている。 杉林を通り過ぎたところで道筋が分岐しているが、右へ行くのがメインルートである。メインルートの方は小沢の左岸に沿って延びている。 一方、直進する形で小沢を辿ると、落石に注意しなければならないほどの急斜面となり、やがて道筋が消え、草藪を漕いで稜線上へでる。 稜線上には雪崩防止柵の作業道が延びている。 2010年・2011年・2012年といった3年間の観察であるが、作業道は年々草藪で覆われている印象を受けた。
  2. 尻屋崎〜桑畑山の稜線を辿る縦走ルートは、その入口周辺で道筋が消滅している。 国土地理院の地図を見ると、稜線先端あたりの鞍部に東西両側から稜線へ登る2本の道筋が見える。 2010年の調査では2本の道筋は無いと判断した。入口周辺ではバラ科の藪が続き、進むのが困難である。さらに有刺鉄線の柵もある。 したがって上に示す地図では入口周辺の2本の道筋は消している。稜線上において道筋が始まっているところから雪崩防止柵の作業道が延びている。
  3. 尻労(しっかり)からのルートは2011年に調べた。 まず、尻労集落から海岸線に沿って北東へ延びている道筋は崖の手前で消滅していた。 崖に道筋らしきものは見えなかった。 この道筋に関しては他の資料の情報と一致する。 一方、尻労の神社から始まるルートは神社裏で道筋が終わっている。 神社裏で踏み跡を見つけたとしても、やがて消滅している。 このルートは以前あったかも知れないが、消滅していると判断するのが良さそうだ。 このルートがあると仮定しても、その道筋を熟知している経験者と一緒に行くのが良い。 踏み跡がいったん消えても、どの方向へ行けば踏み跡が続いているのかと言った経験的な知識が必要である。
  4. 神社裏からの尻労ルートを探索した後で他の資料を注意深く読むと、廃坑の谷を通る道筋を利用しているようだ。 海岸線に沿った道筋を歩いたときに廃坑の下側あたりも少し調べたが、踏み跡はなく、そのときは神社裏からのルートへの探索に向かった。 いずれにせよ、廃坑の谷を通る道筋も一般的な登山ルートではないと思われる。
  5. 岩屋からのコースは登山ガイドブックなどで紹介されていた。 しかし、現在、ウィンドウファーム入口にはゲートがあり、立入禁止の標識がある。


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