縫道石山のババ岩

ババ岩は縫道石山の登山口近くにある424mピークであり、縫道石山の展望台と呼ぶに相応しい岩綾である。 そのようなババ岩への踏み跡があることを縫道石山の登山後に知る。次回の登山ではババ岩も訪れたいと思っていた。 そうこうしているうちに山仲間2人と一緒に早春キャンプを縫道石山の近くでする機会があり、そのときにババ岩に立ち寄ってみた。

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ババ岩からの東尾根を乗り越えるように登山道が通っている。
登山口から出発して東尾根上へ出たところに、ババ岩への分岐点がある。


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尾根に沿って踏み跡を辿り、数分も進むと岩のピークが見えてくる。
踏み跡に沿って赤テープが取り付けられていた。


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ババ岩に着いた。


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ババ岩から見た縫道石山


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縫道石山の全景


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登山口の方向へは恐竜の背中のような岩綾が続いている。登山口あたりも写っている。


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メンバーの1人の体調が良くないので縫道石山へは登らないことにした。
その代わりに登山口側からババ岩の岩綾を登ってみることにする。
体調の良くないメンバーが先頭で進んで行く。


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やっと通れるような岩のトンネルがあった。


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アメリカの国立公園にも似たような地形のところがあったと思うが、・・・


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トンネルを抜けたところからトンネルを振り返る。トンネルの長さは15mはあろうか。


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トンネルを通過すると、切り立った岩があった。恐竜の背中の一番下の角といったところか。


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再びトンネルを通って下山する。背中を壁に押し付けて5点支持で下るところもある。


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トンネルを通っているとき、「恐竜の胎内潜り」といった観光用キャッチフレーズが頭を横切った。


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トンネルの出口に着いた。


記録


付録:ババ岩に関する観光推進の方向性

上の写真に示すトンネルを通っているとき、「恐竜の胎内潜り」といった観光用キャッチフレーズが頭を横切った。そこで、ババ岩に関する観光推進の方向性について考えてみた。

縫道石山もそうであるが、ババ岩やジジ岩など、縫道石山の周辺には、下北半島で推進されているジオパーク構想の視点から見て面白そうな場所が多くある。 遅かれ早かれ、縫道石山周辺はジオパーク構想に沿った形で自然公園として整備されていくであろう。 そこでババ岩に関する観光推進の方向性について少し考えてみたい。 「ジジ・ババ」といった昔風な道祖神路線も考えられるが、「ババ岩を恐竜に見立てる構想」はどうであろうか。 このような構想であれば、まずジオパーク構想と馴染むといった大きな利点がある。 さらにババ岩の岩綾は恐竜の背中に似ており、その背中から尾の辺りに、人間が通過できる長い自然のトンネルがある。 ババ岩に登れば恐竜が生きていた時代を思わせる風景が広がっている。 ババ岩は登山口の近くにあり、観光客や子供でも容易に訪れることができる。 このような点は観光資源として大変魅力的である。 いま登山口を通る林道の舗装化が進んでいる。 このようなことを考えると、ババ岩を観光資源として考える時期が来ているように思う。記:2010年4月26日


付録:追加の写真

縫道石山の近くを車で通る機会があり、幾らかの写真を撮影した。2011年7月24日撮影。

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ババ岩やジジ岩を含めた形で縫道石山を撮影してみた。


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ババ岩と縫道石山


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ババ岩


岩のトンネルへ行くための追加情報である。2012年9月22日撮影。

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登山口から縫道石山へ向けて歩き始め、2、3分でハリギリの巨木が現れる。
このあたりから藪こぎを2、3分行って岩稜下端に着く。樹間を通して登山道から岩稜が見える距離にある。


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写真に示すような岩稜東壁と土肌との境に沿って進む。すぐに灌木を掴みながら登るような急斜面になる。
境目の溝(水流跡)を辿ると、岩稜下端から2、3分でトンネル入口に着く。


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トンネルに入ってトンネル入り口を見ている。
「く」字状の断面を持った細い通路になっており、「く」字状の上端は開いている。




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