下北半島 津軽海峡に流れ落ちる黒滝でキャンプ

下北半島の仏ガ浦〜脇野沢の区間には断崖の無人地帯が広がり、そこに流れ出す沢が数本ある。 そのような沢と海とが出合う浜辺でキャンプをしたいと思っていた。例えば大荒川の河口である。 先週の山岳同人たがじょうの交流会において、下北のMDさんと雑談中に、そのような沢のひとつ、具体的には黒滝に行くことが決まった。 そんな訳で、MDさんを含むむつ山岳会メンバー3名、山岳同人たがじょうメンバー3名、八戸山水会メンバー1名、計7名で黒滝へ向かった。 海水浴と焚火といった宴会山行のイメージで出かけたのだが、・・・・・・

黒滝へのルート図

歩いた区間は赤点で示し、車で林道を進んだ区間は青点で示している。


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車で進める区間の終点に駐車し、林道跡を歩き始める。


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林道跡から沢(涸沢)へ入る地点に着き、MDさんが現在地の確認を行っている。


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急斜面の沢を登っていく。宴会山行に急登があっても不思議ではないが、とにかく荷物が重い。
MDさんの荷物の中には水泳用のフィンまで入っていた。
多少の違いがあるが、みんな似たような「無駄なもの」を担ぎ、あえぎ、あえぎ、登っている。


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急斜面の沢を登り、尾根上近くで林道跡に出た。
帰路ではこの林道跡を辿った。すると、沢を登り始めた地点に戻った。なんだ。登るとき(往路)も、この林道跡を利用すれば良かったのだ。


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林道跡を辿り、平坦な尾根上に着いた。


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黒滝の沢へ下り始める。


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小さいながらも懸垂下降で下るところがあった。


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黒滝に着き、海岸を見下ろしている。落差20mぐらいはあろうか。滝の上から普通に見る限りでは、滝の真下が見えない。海岸へ下りると、登り返せなくなりそうだ。MDさんから聞いていた話と全く様子が異なる。MDさんは数年前に黒滝と今滝を訪れていたが、何故だか、MDさんの頭の中で黒滝と今滝のイメージが逆になり、今滝のイメージで今回の山行を進めていたことが分かった。MDさんの記憶によると、今滝の方は問題なく海岸に下れたとのことである。さて、どうしよう。


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黒滝の周辺を見るが、安全に海岸に下って登り返すようなルートが見つからない。


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黒滝の上側にキャンプ地を選ぶことにする。


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テント設営後、宴会が始まる。


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雑談中に次のことが分かった。私がイメージしていたようなキャンプ地であれば、南隣の「武士泊」と呼ばれる場所が良い。ただし、水は現地調達できないので、水を運ぶ必要がある。距離的には車を止めた地点から1時間半ほどで着くようだ。武士泊でキャンプをする機会があるかどうかわからないが、貴重な情報であるので書き留めておこう。


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津軽海峡に日が沈む。黒滝の上側では宴会たけなわである。


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焚火の周りで仲間と語らえば、その場所が海岸であろうが、滝の上であろうが、重要ではない。


記録

参考資料


翌日の山行



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