釜臥山 スキー場から

3月下旬となり、東京では桜が咲いたとのニュースが聞こえるようになった。 きょうの下北半島の天気予報は曇りで、降水確率20〜30%である。 実際は冬型の天気に逆戻りした感があり、雪雲が出てきたり晴れ間が見たりしており、天気がコロコロと変化している。 そのような天気の週末、釜臥山スキー場から釜臥山を目指した。 Kさんとの2人行である。

   
map_1    

歩いたルートを赤点で示す。登りルートは、急斜面のトラバースがあり、いわゆる「失敗作」である。
今から思うと、悪天候であっても、黄色の夏道コースを辿った方が良かったと思われる。
また、東尾根へトラバースする場合でも、下りルートあたりを通るべきであった。


   
       
photo_1    

むつ市へ入り、東側から釜臥山を眺望する。山頂部は釜を臥せたような地形をしている。まさに「釜臥山」だ。
写真に写っている山頂部左斜面は急すぎる。写真正面の東尾根を利用するルートが考えられる。


   
photo_2    

釜臥山スキー場に着き、リフト乗り場から登り始める。スキー場は今シーズンの営業を終了していた。


   
photo_3

海上自衛隊の大湊基地が眼下に見える。写真右端あたりに大湊基地史料展示館「北洋館」があり、無料で入館できる。


photo_4

スキーコースの途中から釜臥山を見上げる。天候に恵まれた山行が期待できそうだ。


photo_5

そう思った瞬間、雪雲が出てきた。雪雲で覆われたり晴れ間が見られたりと、天気がコロコロ変化している。
天気が良ければ夏道コースを辿り、天気が悪ければ東尾根へトラバースして東尾根を登る予定である。
夏道コースは大岩の裏側になっており、この角度からは見えない。


photo_6

スキーコースをかなり登ったところで、大湊を見下ろしている。


photo_7

スキーコース最上端に位置する展望台「望海雪楼」に着いた。尾根上に出ると同時に寒風に曝される。
望海雪楼内で休憩を取りながら、スノーシューからアイゼンに履き替える。


photo_8  

望海雪楼から夏道コースあたりを見ている。このときは、山頂へのガレ場が雪から露出している感じに見えた。
天気が悪化してきている。強風の悪天候の中、岩がゴロゴロした急斜面を登りたくない。


photo_9

望海雪楼から山頂へ向かうときには「可愛くない天気」になっていた。
東尾根へトラバースし、風下側の東尾根から登るのが良さそうだ。


photo_10  

七面山にある岩の祠


photo_11

樹林地帯をかなり登り、登ってきたルートを振り返っている。


photo_12  

樹林地帯を抜け、前方に大岩が見えてきた。
この辺りからトラバースした方が良かったのだが、登りやすい雪面が続いており、大岩の下あたりまで登ることにする。


photo_13

大岩と、その下側にあるアンテナ群が見えてきた。このあたりからトラバースを開始した。


photo_14

トラバースの途中から、登ってきたルートあたりを見下ろしている。


photo_15

東尾根に着き、東尾根を登り始める。東尾根も急斜面であるが、他の斜面よりも、いくらか登りやすい。
さらに風下側である分だけ、精神的に楽である。


photo_16

山頂のレーダードームが見えてきた。


photo_17

釜臥山頂上(878m)に着いた。強烈な寒風が吹いており、即刻下山する。


photo_18  

休憩のため展望台(780m)へ向かう。展望台の風下側で小休憩を取る。


photo_19

休憩中に下山ルートを検討する。赤点のルートが良さそうに見える。


photo_20  

トラバースしながら東尾根を下っている。


photo_21

勾配が緩くなったところで、東尾根には山岳スキールート標識が見られた。
しばらく標識を辿るように下ったが、標識ルートの方は東尾根を下る方向へ延びていた。


photo_22  

前方に望海雪楼や七面山が見えてきた。あとは目の前に見える斜面をトラバースぎみに下っていけば良いだけだ。


photo_23

樹林帯をトラバースしながら下っている。樹林帯の中は風もなく、山頂部の暴風雪が嘘のようだ。


photo_24

夏道コース尾根に戻り、きょうのルートを振り返っている。登りルートの取り方が良くなかった。反省。


photo_25

釜臥山に別れを告げ、スキー場へ向かう。


photo_26

登山の翌日、西側から山頂部を撮る機会があった。夏道コースが通っているあたりが良く見える。


記録



付録

釜臥山登山の翌日、福浦の歌舞伎を観に行った。 歌舞伎の上演時期は春夏秋冬の4期あり、春の上演は3月ごろと4月10日の稲荷神社例祭になる。先週末も上演されていたので、春の上演回数は数回に及ぶものと思われる。 このあたりの情報は佐井村商工会下北観光協議会が役立つ。

       
photo_f_1    

公演パンフレット


   
photo_f_2    

福浦の歌舞伎


   
photo_f_3

福浦の歌舞伎



photo_f_4

昔神楽




ホームページへ


inserted by FC2 system