白神山地 クマゲラの森周辺

白神山地が紅葉シーズンを迎えている。暗門から赤石川へのルートを通り、クマゲラの森周辺を散策した。 1泊2日の週末山行であり、Iさんとの2人パーティである。

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暗門大橋駐車場から出発し、暗門第1の滝に着いた。
第1の滝の右岸には上流側へ抜ける巻き道が着いている。


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急斜面の尾根を乗り越え、西股沢に降り立つ。
ここには写真に見られるような大きなテント場適地がある。


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西股沢(通称フガケ沢)を遡行する。


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今年の紅葉はイマイチだ。ブナの葉は黄葉にならず、即、枯れたような色になっているものが多い。
記録的な猛暑の夏となったことが影響しているようだ。その一方でキノコは全国的に大豊作と聞いている。


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標高484mのブカケノ沢出合い近くになると3つの滝が現れる。これは最初の滝。


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2つ目の滝は右岸脇を登る。


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2つ目の滝と3つ目の滝との間にはナメ床がある。


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3つ目の滝・綱滝は左岸から巻く。Iさんが左岸を進んでいるのが見える。
掴みどころの少ない岩壁であり、このルートの一番の難所となる。


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標高484mのブカケノ沢出合いに着いた。
「モックリの上げ」と呼ばれる中間尾根を標高570mまで登り、ブカケノ沢の上流・標高550mへ降り立つ。


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ブカケノ沢から郡界尾根へ登り始める地点(標高570m)に着いた。
写真に写っている1mほどの段差がある沢出合いから10mほど下流側に踏み跡がある。
踏み跡を辿り、標高610mあたりで枝沢の中へ入り、沢伝いに鞍部へ向かう。


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郡界尾根の標高630m鞍部に着いた。ここには現在地点を示す登山標識が立っている。


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郡界尾根から15分ほど下り、「美人ブナ」と呼ばれるブナ巨木のところ(標高555m)に着いた。


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美人ブナのところにテントを張ることに決める。左には湧水が流れている小沢が写っている。
テント設営後、弁当とスナックだけを入れたザックを背負い、「クマゲラの森」と呼ばれる場所へ向かう。


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クマゲラの森に着いた。クマゲラの森の上部は紅葉していたが、下部の紅葉はこれからだ。


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写真中央のブナにクマゲラの巣穴が見える。


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この巣穴は現在でも使われているのであろうか。


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赤石川に着いた。赤石川から沢伝いにクマゲラの森へ向かう場合は写真左端の小沢から入る。


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赤石川の下二股に着いた。右が滝川。この周辺には多くのテント場適地がある。
白神山地で一番美しいと言われているテント場適地は350mほど上流の左岸にある。


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赤石川を遡行する。逆光となっているので、バカチョン撮影では思うような写真が撮れない。


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ヤナダキ沢出合いに着いた。いつ来ても美しい沢出合いだ。


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ヤナダキ沢の名の由来になっている簗(やな)のようなナメ滝
ヤナダキ沢は黒色系の岩盤が多く滑りやすい沢である。スリップに注意しながら遡行し、テント場へ戻った。


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第2日目の帰路では山仲間のKさんと出会った。
山岳同人たがじょのNSさんは相変わらず単独で沢旅をしているようだ。彼の車を駐車場で見た。
山岳同人たがじょのOKさんは日帰りの沢登りか。何人かの山仲間が白神の沢へ入ったようだ。
天候に恵まれた週末となり、暗門の遊歩道では多くの人々が紅葉の下、昼食を楽しんでいた。


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