白神山地の津梅川を訪れ、その本流である大又沢を遡行した。 花崗岩の地質からなる渓谷で、滝が連続する渓谷美が続く。 そのため滝を高巻くところが多く、沢登りの初級者にとっては驚きの連続となった。 白神山地の沢旅経験が長いベテラン2人、沢登りの初級者2人からなる4人パーティで、1泊2日の週末山行である。
大又沢と小又沢との合流点あたりを進む。 |
休憩中のメンバー |
赤滝ノ沢出合いを越え、大滝(落差20m)が見えてきた。 |
この大滝は左岸から巻いた。 |
花崗岩の渓谷が続く。 |
このような所が多々あり、巻いて進む。 |
サンガイ滝は3段の滝のように見えるが、大小6段の滝になっている。 |
サンガイ滝は15mの滝を2つ含む多段滝となっている。 |
雪塊(デブリ)が残っているところがあり、雪塊を越えて行く。 |
カネヤマ沢出合い(標高390m)に着いた。カネヤマ沢の滝が見える。 |
標高440mぐらいの右岸尾根先端にテント場適地があり、そこにテントを張った。 |
翌朝、テントを片付け、出発準備をしているところ |
この山道は石炭運搬の軌道跡であり、いまは踏み跡の形で残っている。 第3堰堤のところの右岸から始まり、標高500mあたりの沢合流点「下十文字」まで延びている。 「下十文字」は3つの支流と本流が十文字状に交差するような地形になっており、地図を見ても確かに「十文字」になっている。 山道入口から山道終点・下十文字へは3時間半から4時間ほどかかる。 「下十文字」のところから更に0.5Kmほど上流へ行くと「上十文字」がある。