白神山地 雨の大滝又沢

例年であれば梅雨が明けて夏らしい天気となり、ねぶた祭りを迎える季節となった。 ところが今年はねぶた祭りの近くになっても梅雨が明けず、先週末は大雨のため沢旅の計画を中止し、この週末も雨の予報である。 このような天候であるが、白神山地の大川の支流・大滝又沢を3人パーティで訪れた。 雨による増水のことを考え、エスケープルートのあるテント場を選び、滞在型の週末を過ごした。 土曜の午後から夜にかけて雨に見舞われたが、行きと帰りは雨に降られずにすんだ。

なお、この山行の山域は世界自然遺産核心地域外に位置しています。


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大川林道終点に駐車し、朝8時に大川を遡行する。
心配していた水嵩も普段なみであり、ホッとする。


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それでも水の勢いは普段よりも強い。


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大川から大滝又沢へ入り、大滝又沢を遡行する。


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10時ごろにテント場に着き、テント設営後にビールを飲みながら夕食の下ごしらえ
2時間しか歩いていないが、滞在型の沢旅である。
マタギ小屋跡地であるので、小屋の廃材などが写っている。


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昼寝をした後、午後2時ごろから散策を始める。
大滝又沢と青鹿沢の合流点に着いた。


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大滝又沢の小ゴルジュ
2007年に来たときは難なく通過できたが、いまは腰のあたりまで水に浸からないと通過できない。
ここで引き返し、青鹿沢へ向かう。


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青鹿沢に入ってすぐに雨が降り出し、テント場へ戻る。


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雨の中、夕食の準備をしている沢料理の達人2人


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寝るときも雨が降っていたが、翌朝は雨が止んでいた。
エスケープルートとなっている山腹ルートを通って大川林道終点へ向う。


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朝山沢(ないしは朝日沢)の大滝
山岳会へ入る前の単独行の話になるが、この滝をロープで下り、難儀したことを思い出す。
山岳会へ入ることを考え始めた思い出の滝である。


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このときは標高430mぐらいの二股から右岸へ登った。
右岸の上に出ると踏み跡が見られた。
大滝を大きく巻くように右岸を利用するルートも良さそうだ。


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踏み跡を辿り、644mピークの西側鞍部(570m)を通って稜線を乗り越える。
稜線の西側斜面には美しいブナ林が広がっている。


記録

資料




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