白神山地 大滝又沢

天気予報では雨の週末になる。 こんな時はエスケープルートのある大滝又沢へ出かけ、秋の味覚を味わう滞在式のキャンプが良さそうだ。 沢料理の名人Iさんと客1人からなる2人行である。昨年は沢へ行く度にIさんのグルメ料理を食し、体重が増えた。 楽しみであると共に「危険」な山行である。 なお、今回の山域は世界自然遺産登録区域外に位置している。

       
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大川林道終点から昔のマタギ道を辿り、ナラタケ(サモダシ)を採りながら進んでいる。
眼下に大川の河原が見える。常徳沢の近くで大川へ降り立つ。


   
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雨がポツポツ降ったり止んだりする中、大滝又沢を遡行する。


   
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ふきの葉っぱでカップを作り、沢水を飲む。


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果実酒に用いられるガマズミが実っている。


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ガマズミを食す。


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早生のナメコがあった。キノコの季節が始まっており、キノコ採りの人々が沢へ入っている。


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テント場に着いた。今回はテント入口あたりにタープを張り、雨に備えている。


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昼食後、雨がポツポツ降ったり止んだりする中、青鹿沢を散策する。Iさんはテント内で昼寝である。


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青鹿沢から青鹿岳へ登る昔のメインルートの取り付き点となる沢出合いに着いた。
この沢出合いには、写真に示すように、おむすび型の大石がある。
青鹿沢本流と枝沢との中間尾根にルートが着いていたと聞いている。


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高さ5メートルほどの滝に着いた。ここは青鹿沢から青鹿岳へ登る昔のサブルートの取り付き点となっていた。


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滝を見下ろしている。


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青鹿沢はさらに続いている。ここで折り返すことにする。3時ごろにテント場に着きそうだ。


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昨夜は雨が降っていた。大滝又沢から大川林道終点への山越えルートを利用することにする。
大滝又沢の枝沢・アサヒ沢から登り始める。沢出合いにはマタギ小屋跡地がある。
今回はマタギ小屋跡地のあたりから沢の右岸尾根へ登り、尾根上の踏み跡を辿ることにする。
アサヒ沢を遡行していくと大滝が現れる。大滝を巻くルートよりも今回のルートは安全性が高い。


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尾根上に踏み跡を見つけ、尾根に沿って登っていく。
途中で踏み跡を見失ったが、尾根に沿って登り、再び踏み跡を見つけた。
アサヒ沢の隣りの小沢を横切るあたりからハッキリした踏み跡になってくる。


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小雨の中、山越えルートを斜登している。このあたりは美しいブナ林が広がっている。


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山越えルートの峠(標高570mぐらい)に着いた。
この後、カミナリが鳴り、本降りの雨とアラレに降られ、大川林道終点に着いた。


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