白神山地 大沢川 西股沢 ガラ沢

秋の味覚を楽しむ沢キャンプの季節になった。 白神山地であっても、世界自然遺産登録区域外に位置する大沢川へ入ることにした。 一方、今日の午後から明日の午前にかけて雨が降るとの天気予報である。 大沢川に沿った大沢林道は、雨が降ると落石や倒木で林道が塞がれてしまう可能性が高い。 そんなことから車の帰路確保が確実な場所に駐車し、通常の場合よりも1時間近く余分に歩き、大沢川へ入っていった。 Iさん・Kさん・NSさんを含む4人行である。

       
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大沢林道を歩き、西股沢に沿った林道跡へ入った。ナラタケ(津軽名サモダシ)を採りながら進んでいる。
この林道跡には草藪の中に、地元の人々が山菜やキノコ採りに利用している踏み跡が延びている。


   
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サルナシを見つけた。


   
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サルナシはキウィフルーツの原種であり、見た目も味もキウィフルーツとよく似ている。


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林道跡の終点、標高463mの二又へ入るところにテントを張ることにした。沢から20mほど登ったところに林道跡がある。
沢へ入って2時間ほど遡行したところにテント適地があるが、エスケープルートがないこと、雨の天気予報であること、春に比べて秋はブナ林の保水力が小さくて増水しやすいこと、等々を考慮した結果である。


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昼食後、IさんとNSさんは西の谷へ向かった。Kさんと私は東の谷・ガラ沢へ入ることにする。
標高463mの二又からガラ沢入口を見ている。


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ガラ沢の入口あたりは巨石群となっており、変化に富んでいる。


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ナラタケ(津軽名サモダシ)を採りながら遡行している。


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ガマズミは焼酎に漬けて果実酒にするのが普通であるが、食べることもできる。酸っぱい。


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巨石群の後は穏やか流れが続く。


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こんな小滝も現れる。


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標高560mぐらいとなり、ナメが現れた。Kさんはキノコ採りに熱中している。


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2時近くとなり、雨雲が出てきた。ここで折り返すのが良さそうだ。
テントサイトに戻り、宴会を始めると、天気予報どうり雨が降り始めた。


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昨夜は季節の変り目となる雷雨となったが、翌朝は晴れていた。
ユックリと朝食を済ませ、キノコ採りをしながら帰路に着く。
西股沢の右岸に落差100mぐらいになると思われる連瀑帯があることに気づく。
昨夜の雨で増水したことから連瀑帯が我々の目にとまったようだ。
連瀑帯の場所はこの辺りだったかも知れない。


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帰路ではナラタケの他にヌメリスギタケが採れた。ナメコと類似の食用キノコであり、夕食に食べてみよう。


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