5月連休が終わり、里の桜も終わりつつある。そのような日曜日に晴れの天気予報となり、白神山地の尾太岳へ向かった。 尾太岳は登山道がないので、登るのは残雪期が良い。Kさんとの2人行である。
歩いたルートを赤点で示す。下山では山頂部の藪こぎを避けるため南尾根を少し下ってから山頂部を巻いた。 |
採石場が見えてきた。採石場前を通過した直後に冬季閉鎖ゲートがある。 |
ゲート前に駐車し、歩き始める。ゲート前には車数台分の駐車スペースがある。 |
ゲートから10分ほどで尾太鉱山跡の鉱毒処理施設に着き、ここの橋を渡る。 |
橋には写真の掲示板が立っている。掲示板に従い、管理棟へ行き、入山届情報を記帳してから出発する。 |
鉱毒処理施設の南隣にはサンチュウ沢(山中沢)が流れ、その右岸尾根には登山道跡があると聞く。 |
出発点となる急斜面の石段を見ている。すぐに藪こぎになると思われるが、出発しよう。 |
意外や意外、左岸尾根には踏み跡が長く延びている。目印の赤テープも見られる。 |
なぜ踏み跡が長く延びているのかが分かってきた。それが写真に写っている。 |
標高360mの橋から出発し、標高710mになっても踏み跡が続いており、標高710mで連続した雪面に出た。 |
雪面に出たところから進行方向を見ている。藪こぎなしで雪面に出た。ラッキー。 |
雪面を辿り、天候も良いこともあり、気持ちよく登れる。尾太岳山頂が見える。 |
標高850mぐらいとなり、前方に稜線上の995mピーク(薬師森)が見えてきた。 |
対岸の陣岳(1049m)が良く見える高度まで登ってきた。 |
尾太岳(1083m)も良く見えるようになってきた。 |
稜線上に出るとコメツガが見られるようになる。 |
995mピーク(薬師森)に着き、岩木山を眺望する。 |
岩木山 |
995mピーク(薬師森)から尾太岳(1083m)を望む。山頂部の灌木地帯を除けば楽に登れそうだ。 |
コメツガが生えた穏やかな稜線を進む。 |
尾太岳への最後の登り。 |
尾太岳への最後の登りから995mピーク側を振る返る。995mピークの背後に弁天森(980m)が見える。 |
向白神岳の山並みが遥か彼方に見える。 |
山頂部の北側に大きな亀裂が見える。山頂部を南から巻くように登ろう。 |
山頂部の南側へ移動し、山頂へのルートを探している。 |
最後は灌木の藪こぎとなった。 |
尾太岳山頂(1083m)に着いた。藪こぎ10分ぐらいで山頂に着いたので、ラッキーと言えるだろう。 |
山頂には三角点と石燈籠がある。石燈籠は江戸時代に設置され、村市の鹿嶋神社に奉納されたものと対を成している。 |
山頂から北の995mピーク側を見ている。遥か彼方に向白神岳や白神岳の山並みが見える。 |
山頂の東隣に雪面を見つけ、昼食休憩とする。 |
南の方向には藤里駒ガ岳(1158m)が見える。藤里駒ガ岳の右隣、手前側のピークが冷水岳(1043m)であろう。 |
山頂の東側は雪面が続いている。昔の登山道が延びている右岸尾根をチェックしよう。 |
右岸尾根を見下ろしている。雪崩れの起きそうな亀裂が見え、その隣には灌木地帯が露出している。 |
山頂からサンチュウ沢や出発点あたりを見下ろしている。登ってきた左岸尾根も写っている。 |
下山では南尾根を少し下り、藪こぎを避けるように巻くことにした。 |
雪面が続いているところを通り、南尾根から北尾根へ移動する。このあたりはコメツガの森になっている。 |
天候に恵まれ、良い山行となった。995mピークや弁天森が見える。遥か彼方には然ガ岳(731m)が見える。 |
995mピーク近くに、出発点あたりを見下ろす岩場があった。出発点あたりの急斜面が写っている。 |
帰路の車道から尾太岳を眺望する。今日のルートを示しておこう。一方、登山道跡がある右岸尾根は急峻だ。 |