白神岳 2月のテント泊山行

厳冬期の白神岳を訪れた。Iさん・Kさん・NSさんを含む4人行である。 ガスのため思うような写真は撮れなかったが、厳冬期の白神岳らしい登山となった。

   
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歩いたルートを赤点で示す。


   
       
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国道101号線から登山口へ向かう日野林道の途中に駐車し、歩き始める。
工事のため夏場の登山口から1.3Kmほどのところまで除雪されていた。
小雪が降ったり止んだりする中、林道を辿って登山口へ向かう。


   
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夏場の登山口駐車場から白神岳方面を見ている。
今日も明日も曇時々雪の天気予報である。今日の平地での気温はマイナス6度ぐらいであった。


   
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駐車場から5分ほどのところにある登山口に着いた。


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登山道を辿り、冬道分岐(標高340m)に着いた。ここで登山道と別れて冬季ルートへ入る。


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冬季ルートを辿るマテ山への登りは標高400〜500mぐらいの区間が急坂になっている。
写真では急坂の雰囲気が出ていないが、急斜面が続く区間がある。


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高度を上げるに従って寒風にさらされる。
海岸に面した山のため、八甲田と比べて積雪量が大幅に少なく、海から吹きつける寒風で雪が締まっている。


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マテ山(841m)の手前、標高770mぐらいの小鞍部にテントを張ることにする。
マテ山を越えたところの鞍部にテントを張る予定であったが、諸般の事情により、ここにテントを張る。


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テント設営は1時間ほどかかった。整地、防風壁の構築、等々やることは多い。


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午後2時ごろから宴会モードに入る。


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朝方はゴーゴーと強風が吹いていた。しかし、出発するころは風が比較的おだやかになっていた。
IさんとNSさんはもう1泊する予定である。Kさんと私は今日下山することになっている。


   
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マテ山コースを辿り、雪の付いたブナ林の中を進む。


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白神岳〜大峰岳の稜線が見えてきたが、今日はガスの中にあり、写真としては見栄えがしない。


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スノーシューの沈み込みはくるぶしぐらいであり、順調に進む。


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森林限界近くになると、海岸線が見える場所がある。十二湖や岩崎集落あたりが見える。


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森林限界近くになり、マテ山コース尾根から主稜線へ至る急坂が見えてきた。


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森林限界に着き、急坂を見ている。


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急坂の途中からマテ山コース尾根を見下ろしている。このあたりからフラッグを立てながら進む。


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急坂の踊り場的な場所に着き、進行方向を見ている。スノーシューで登れる雪質であった。
アイスバーンのときもあるのでアイゼンは携帯した方がよい。


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稜線上の大峰分岐に着き、マテ山コース尾根の方向を見ている。稜線上では予想どうり強い寒風が吹いていた。
下山の時はガスのため大峰分岐からマテ山コース尾根が全く見えない状態になっていた。
このようなこともあるのでフラッグは必要である。


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大峰分岐から白神岳山頂へ向かう途中で、アッと言う間にガスで覆われてしまった。


   
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このような天気ではフラッグが心強い。フラッグは20本程度携帯し、15本ほど使った。


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山頂脇のトイレに着いた。


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山頂脇の避難小屋に着き小屋内部を見たが、だれも泊まっていなかった。
記録的な大雪の年であるので、小屋はもっと雪の中に埋もれているかと思ったが、そうではなかった。


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白神岳山頂で写真を撮り、早々に下山をする。
稜線上ではガスの中、フラッグを辿りながら戻ることになった。


記録

付録A

山岳同人たがじょの仲間が作った歌「白神山地」を宴会で歌っているビデオである。

付録B

雪山としての白神岳と八甲田とを同じ日(2月12日)で比較してみよう。積雪量やスノーシューの沈み込み程度に大きな違いが見られる。



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