櫛ガ峰クラシックルート

山仲間のKさんのリクエストにより、荒川を横切る昔の櫛ガ峰コースを歩くことにした。 それは酸カ湯温泉〜迷岱〜荒川〜赤水沢,・バッカイ沢の中間尾根〜駒ガ峰の稜線〜櫛ガ峰といったルートである。 樹木から落ちたコース指導標を元の位置へ取りつけて昔の櫛ガ峰コースを存続させようと、NTさんとYさんとが努力している。 そんな昔の櫛ガ峰コースを歩くことにした。

山行ルート図

山行ルート図
赤清水のあたりでは3、4本の沢を横切り、危険度が高い。
したがって「水道敷入口」や単に「水道敷」と呼ばれる地点において車道から雪原へ出るのが良い。そこは雪原へ出やすいように除雪されている。


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出発点から今日のルートを見る。赤点で示した尾根を通り、櫛ガ峰へ向かうルートである。
申し分のない快晴である。


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赤水沢,・バッカイ沢の中間尾根のクローズアップ


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櫛ガ峰コースの指導標に沿って迷岱を進む。進行方向に猿倉岳が見える。
迷岱では酸カ湯温泉と猿倉岳とを直線で結ぶ感じで櫛ガ峰コースが延びている。


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迷岱から荒川へ下る地点が近づいてきた。
写真右側に赤水沢,・バッカイ沢の中間尾根が見える。


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荒川本流と赤水沢,との合流点へ向かっている小尾根を辿り、谷底に着いた。
荒川を横切った地点の、少し下流側でスキー跡を見つける。このルートを単独行で来るスキーヤーはNSさんであろう。


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スキー跡を辿りながら尾根を登り、谷側を振り返っている。
荒川右岸から谷へ下るのに利用した小尾根あたりが写真右端に写っている。


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コース指導標のあるルートは赤水沢寄りの尾根左端に沿って延びている。
一方、スキー跡の方はバッカイ沢寄りの尾根右端に沿って延びている。
後ほど、スキー跡の主・NSさんから聞いた話となるが、バッカイ沢寄りの方が開けた雪面が続いている。
写真に写っている赤テープは水道敷の管理歩道に沿って取り付けられたものである。
これらの赤テープは雪山ルートの目印ではないが、ルート取りに役立つ。


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スキー跡と分かれ、我々は次のキーポイントとなる尾根ピークを目指す。


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尾根を登りきって雪原へ出たところの指導標68番(標高1240m)に着いた。
平坦なトドマツ岱の縁にあり、数メートルの小高い丘になっている。便宜上「68番ピーク」と呼ぶことにする。


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68番ピークから北八甲田の眺望を楽しむ。


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ついでに荒川右岸から谷へ下るのに利用した小尾根(赤点のルート)を撮影しておこう。
コース指導標のある正規なコースの方は湿地の下流側を通る感じになっている。
荒川右岸の縁に崖が見える。その崖の左側には水道敷の管理歩道が通っている。


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68番ピークから進行方向を見ている。「トドマツ岱」と呼ぶにふさわしい風景が広がっている。
写真左端あたりに駒ガ峰(1416m)が見える。


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トドマツ岱を進み、68番ピークを振り返っている。
丘のようになっている地形のところが68番ピークである。


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次のキーポイントとなるピーク(1375m)が前方に見えてきた。
駒ガ峰の少し西側に位置し、そこには指導標97番がある。


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97番ピークへの登りから振り返る。高層湿原が今は広大な雪原になっている。


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指導標97番に着いた。猿倉岳〜駒ガ峰〜櫛ガ峰の稜線を通っている別の櫛ガ峰コースと合流したことになる。


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稜線上の櫛ガ峰コースを辿り、櫛ガ峰を目指す。


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櫛ガ峰(1516.5m)が近い。


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櫛ガ峰の裾野でNSさんと出会う。スキー跡の主は、やはりNSさんであった。


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櫛ガ峰山頂への登り。山頂へ向けて直登しているKさんが小さく写っている。
私は右へ巻いてから北東尾根を登ることにする。


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櫛ガ峰の北東尾根を登り、今日のルートを振り返っている。


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櫛ガ峰の山頂に着いた。3名のスキーヤーが横岳経由で櫛ガ峰へ登って来ていた。
出発点となる酸ケ湯温泉で出会った「カメ」さんも横岳経由で櫛ガ峰に来ていた。
横岳経由のルートと迷岱経由のルートとは時間的に同じようだ。


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山頂で展望と写真撮影を楽しむ。


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櫛ガ峰の裾野においてNSさんのツェルト内で昼食休憩とする。
久しぶりに会うNSさんと話がはずみ、2時間の昼食休憩となった。


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櫛ガ峰に別れを告げ、NSさんを含めた3人で帰路に着く。


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NSさんが良く利用するバリエーションルートを通って下山することにする。


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駒ガ峰北側の雪原へ下って行く。


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雪原を横切り、赤水沢の源頭部へ進む。


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赤水沢の源頭部を通って68番ピークを目指す。


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68番ピークが見えてきた。沢が深まる直前で左岸へ移り、68番ピークへ向かう。


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68番ピークにおいて眼下の眺望を楽しむ。
右側が赤水沢、左側がバッカイ沢。赤水沢の先端へ向けて進む感じになる。
下りはコース指導標に沿って進み、登りのルートと下りのルートとを比較した。


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荒川・赤水沢の合流点で休憩し、そこから中間尾根を振り返る。雪のピークが68番ピークと思われる。


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荒川・赤水沢の合流点において荒川を横切る。
荒川右岸から谷へ下るときに利用した小尾根の先端が写っている。
行きは50mほど下流側で荒川を横切った。


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迷岱を縦断し、酸カ湯温泉を目指す。二人の間に見える雪面が酸カ湯温泉の湯坂である。
したがって酸カ湯温泉へ向けて進む場合は湯坂の雪面が目印になる。


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