小泊半島一周コース

津軽路に桜が見られるころ、日本海へ突き出た小泊半島を一周した。 地図を見ると、車道へ出ることなく小泊半島を一周できる歩道があり、山歩きコースとして良さそうだ。 ところがインターネットで調べた限りでは、情報量が少ない上に、思うような情報が見つからない。 不思議に思いながら、出発点として選んだ小泊漁港へ向かった。

権現崎一周マップ

赤点のコースを歩いた。
土漂ガ浜から尾崎山へ登り始めるあたりは、赤点のように自然歩道が延びているようだ。
青点で示している脇道は2回目の山行後に書き加えた。
写真画像をクリックすると原寸大(800x600)で表示できます。


権現崎案内板

小泊漁港の駐車場で見た案内板
海岸コースと山手コースを辿り、半島を一周する予定。
海岸コースは東北自然歩道となっているので、よく整備されたコースと思われる。
山手コースが半島一周コースのカギになりそうだ。
海岸コース4Km(100分)、山手コース5.6Km(120分)といった記載も見える。


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出発点に選んだ小泊漁港最奥の駐車場
近代的なトイレがある。
駐車場西側(写真右端)の階段が東北自然歩道の入口と思われるので、ここから入る。


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海辺に延びたコンクリート歩道を進む。


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オー。いきなり、探索すべきものが出現した。
後で知ったことであるが、「岩門」と呼ばれている。


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岩門を通り、岩門を振り返る。


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岩門の奥へ進むと、柴崎城跡(神明宮)に着いた。
ここで東北自然歩道の道標を見る。
柴崎城跡からは東北自然歩道と岩門への脇道とが海岸へ向かっている。
歩いてきた海岸の歩道は東北自然歩道ではなかったようだ。まあ、いいか。


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岩門脇の展望台から弁天崎と大澗(おおま)海水浴場を見る。
写真に写っている手前側の尾根に東北自然歩道が通り、海辺に達している。


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弁天崎へ寄り道をする途中から岩門と展望台を見る。
背後の山に柴崎城跡がある。


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弁天崎の神社
神社の背後に歩道が見えたので、それを辿る。
弁天崎から海辺へ下ってからは本来の東北自然歩道を辿る。


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東北自然歩道を辿り、弁天崎側を振り返る。
弁天崎のところは赤点のように進んできたことになる。
整備された東北自然歩道が写っている。


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その一方で歩道が壊れているところもある。


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寺屋敷展望台から小泊漁港側を眺望する。弁天崎が見える。


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岬めぐりの歩道が続く。


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急勾配の階段のところがある。


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階段を下ると、断崖の下側を通過する。
地図の道筋から外れているようだ。
このあたりは地図の道筋と東北自然歩道とは別のようだ。


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「ブタの尻」と呼ばれている岩


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コンクリート歩道が壊れているところもある。


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「姥岩」と呼ばれるところを通過


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「土漂ガ浜」と呼ばれる砂浜に着いた。
前方に東北自然歩道の道標が見える。


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土漂ガ浜は東北自然歩道が海岸から尾崎山へ向う起点となっている。
海岸に沿って北灯台へ向かったが、やはり北灯台への道筋は山の中にあるようだ。


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東北自然歩道を辿り、土漂ガ浜から尾崎山へ向う。
ところが北灯台への脇道を見過ごしてしまう。注意して見ていたはずだったが、・・・
北灯台は次回の楽しみとして残しておこう。


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尾崎山の山頂に着いた。
尾崎神社がある。


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神社裏の展望台
うす曇りで、北海道が見えない。


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展望台直下の南灯台


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尾崎神社


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尾崎神社から山手コースを辿る。
山桜が咲いていた。


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キャニオンコース分岐
下前集落からのキャニオンコースは崖崩れのため通行禁止になっている。
山手コースは左側へ延びている。


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山手コースからキャニオンコースを見下ろす。


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下前集落への分岐は数カ所あるが、それぞれの分岐に道標があり、山手コースはよく整備されている。


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下前〜小泊の山手コースは整備された山道が続く。
思っていたよりも整備された山道であり、ある意味でオドロキだ。
ところどころでヒバが見られるが、落葉樹が主体の山道である。


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半島を一周し、柴崎城跡へ戻ってきたところで見た掲示板
全てではないが、掲示板を見て、かなりの疑問が解消した。
残った疑問点は例えば次のようなものである。
地図の道筋に従わなかった区間があるが、そこでは山の中にも歩道があるのだろうか。


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柴崎城跡のところの神明宮鳥居
山手コースの登山口が写っている。
柴崎城跡(神明宮)から小泊へは遊歩道と車道とが延びている。
東北自然歩道にもなっている遊歩道を辿って小泊へ戻る。


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出発点として選んだ駐車場の東側に神明宮鳥居があり、そこが東北自然歩道の入口になっていた。


追記

  1. 上の写真に見られるように通行禁止になっている区間があります。 当然のことながら、このページは通行禁止区間の通行を奨励するものではありません。 小泊から山手コースを往復すれば、よく整備された山道が続き、日帰り山行として適度な距離になります。
  2. 二回目の山行では通行禁止区間と並行に延びている地図の山道を探索しました。また北灯台への脇道も探索しました。「これらの道筋は消えていた」とする結論が良いようです。詳しくは下に示す二回目の山行写真を見てください。

記録


2回目の山行

1週間後に再び小泊半島を訪れた。2つほど目的があった。 第1の目的は、海岸コースと並行に延びている山道の有無を確かめ、あれば山道を辿る。 第2の目的は、北灯台への山道への有無を確かめ、あれば山道を辿って北灯台を訪れる。 東北自然歩道の分岐あたりでは道筋が見られたが、調べた範囲では、いずれの山道も先へ進むと道筋が無くなり、通行困難であった。

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大澗(おおま)海水浴場は秘密の海水浴場といった感がある。
廃船・砂浜・岩門の全てを1枚の写真に撮ろうしているが、・・・


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二ツ岩を通過した後で山道へ入る地点
海辺沿いに進むと、寺屋敷展望台の下側を通る脇道がある。


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地図に記載されている山道と東北自然歩道との分岐にある道標
右の東北自然歩道を進むと、すぐに寺屋敷展望台に着く。
地図記載の左の山道を5分ほど進むと、急斜面のところで道筋が消えていた。


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寺屋敷展望台から見た弁天崎方面
下側の海岸に脇道が通っている。


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寺屋敷展望台の下側を通っている海岸沿いの脇道
この脇道は通らないようにとの掲示があった。


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山道から海岸へ降りたところから見た進行方向
前方に姥岩や北灯台が見える。


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姥岩のあたりから海岸コースを振り返る。
写真に写っている山腹に昔は山道が通っていたのであろう。


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土漂ガ浜から姥岩方面を振り返る。姥岩が見える。
写真に写っている山裾に地図記載の山道の出入口を見つけようとしたが、見つからなかった。


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土漂ガ浜から5mほど上がったところで見つけた脇道
北灯台への脇道とは思えないが、探索することにした。
すぐに道筋が無くなっていた。


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尾崎山展望台から見た北海道方面
遠いことも関係しているが、北海道は春霞でハッキリ見えない。


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尾崎山展望台から見た岩木山方面
岩木山も遠いため春霞でハッキリ見えない。


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近くの靄山(標高152.4m)と風力発電用プロペラはハッキリと見える。




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