清水股岳

津軽の山々から雪がなくなり、山菜シーズンを迎えている。 そのような快晴の日曜日に清水股岳へ向かった。 登山口から1時間ほどで登れるから、楽勝登山である。 そのような予定であったのだが、・・・

       
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県道12線から清水股林道への入口に着いた。清水股林道の標識を確認し、林道へ入る。


   
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林道分岐では右へ、右へと進み、清水股林道を進む。


   
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山間部に入ったところで崖崩れがあり、通行止めである。3年前もここで通行止めになっており、その時は引き返した。
この山域は砂層や砂礫層のところが多く、林道沿いで崖崩れが生じやすいようだ。
今日は天候に恵まれていることもあり、ここから歩くことにする。1時間半ぐらいで登山口に着くだろう。


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林道では崖崩れ・倒木・落石が多くの場所で見られた。
登山口まで車で進めると思っていたことが、全くの誤りであったことを痛感する。
写真に見られるような低床橋を4カ所で渡る。


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1時間ほど歩いたところで青色の小屋が現れた。小屋の脇に駐車スペースがある。
登山後の結論は、ここを登山口の駐車スペースとして考えた方が良いといったものである。理由は3つある。
この小屋から登山口へは歩いて10分ほどで着く。この小屋から先は坂道となり、きわめて悪路になる。
現在(2012年5月)のところ、小屋と登山口との間で路肩が大きく崩壊しているところがあり、車で通れない。


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1時間10分ほど歩いたところで登山口に着いた。登山口標識は完全に倒れていたので、立て直して撮影している。


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登山口から10mほど戻ったところにも駐車スペースがある。登山口案内板の柱2本だけが残っている。
清水股沢の対岸に砂礫層の断崖が見えるので、この地点は特定しやすい。


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清水股沢に架かる木橋を渡り、いよいよ登山が始まる。
沢を横切った方が安全と思えるほど、木橋の柱は腐っていた。


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登山口から10分ほど歩くとスギ林へ入る。


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登山道が消え、直進ルートや林業作業道跡を調べたが、いずれも行き止まりであった。
道筋がハッキリしていたところまで戻り、探し直した方が良さそうだ。


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スギ林へ入ったあたりのところで、「頂上まで1560m」の標識を見つけた。やれやれ。


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登山道は、「頂上まで1560m」の標識のところで右折していた。登山標識を見落として直進していた。


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ここは、どっちへ進む?コンパスで占ってみよう。コンパスは右の方向が山頂であることを示している。
ここは赤テープを付けておいても良さそうな場所だ。すぐに登山道の道筋があり、先へ進む。


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スギ林の次は笹薮が現れる。スギ林を通過すると、道筋は再びハッキリしてくる。


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ブナ林の中の登山道を進むようになってきた。このあたりは気持ちよく進める。
ここまで来るのに、長い林道歩き、道迷い、いろいろ苦労した。
「クマに出会うぐらいの褒美があっても良さそうなものだ」と考えていると、本当に褒美を授かった。
メガネのネジが壊れ、メガネを外して進むといった「褒美」である。こんなところで「座頭市登山」をするとは・・・


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踏んだり蹴ったりの状況であるが、「頂上まで400m」になった。


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やっと「頂上まで145m」になった。


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清水股岳山頂(556m)に着いた。山頂は低い笹の広場になっており、陸奥湾側の眺望が得られる。


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丸山形岳(718m)や袴腰岳(708m)が北の方向に見える。


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東の方向には下北半島が見える。


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下北半島の仏ガ浦をアップで写すが、・・・


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青森市方面を見るが、八甲田連峰は春霞の彼方にある。天候に恵まれ、山頂で昼食休憩とする。


記録



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