梵珠山から鐘撞堂山へ向かったが、・・・

雪が締まり、スノーシューでどこでも歩けるようになった。 今日は薄曇りで、穏やかな天候である。 そのような天候の中、梵珠山(468m)から鐘撞堂山(313m)へ向かうことにした。 その昔、梵珠山一帯に修行僧達が生活していたころ、時を知らせるために鐘を撞いた場所が鐘撞堂山である。そのような伝説がある山だ。

   
map1    

歩いたと思われるルートを赤点で示す。自宅に帰ってから総合的に考えると、鐘撞堂山の手前辺りで右往左往していたようだ。
視界が限られた現場においては、上の地図に示されている高圧電線の位置が鐘撞堂山の特定に役立つ。
しかし、持参した地図に高圧電線が示されていなかったこと、等々の要因が重なり、右往左往する結果になった。


   
       
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梵珠山の山頂から青森市街を眺望する。今日の青森市街は霧の中にある。


   
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青森市街の東郊外に位置する東岳(652m)も見える。


   
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今日の八甲田連峰は薄曇りの中にある。雲海は青森市街を覆っている霧である。


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今日の岩木山


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岩木山


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津軽平野の背後に阿闍羅山や久渡寺山あたりが見える。


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薄曇りの天候であり、散策気分で鐘撞堂山へ向かう。持参した地図では林道跡が鐘撞堂山を通っている。


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林道跡を辿ったり、稜線を辿ったりしながら進んでいる。


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地図の林道跡を信用しても良いようだ。林道跡を辿れば自動的に鐘撞堂山に着きそうだ。
前方に鐘撞堂山らしきピークが見えてきた。忠実に稜線を辿るよりも、歩きやすい林道跡を辿って行こう。


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標高が240mぐらいになり、林道跡は更に下りになっている。
鐘撞堂山が標高313mであるから、鐘撞堂山への稜線から大きく外れていることに気づく。
目の前の大きな凸凹の地形と、地図に示されている平坦な地形とが頭の中で一致しない。


   
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見える範囲が限られた林の中で情報収集のため、右往左往し始める。あちらこちらで行き止まりになる。
展望が限られた林の中、どの山が鐘撞堂山であるかに確信が持てないまま時間が流れる。


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右往左往した後、ひとつのピークに着いた。高度計を見ると345mである。鐘撞堂山と同様な標高である。
樹間から見える前方の山影も、後方の山影も鐘撞堂山のように見える。このピークが鐘撞堂山かも知れない。
右往左往し始めてから1時間が経過しており、ヘトヘトだ。鐘撞堂山はどうでも良くなってきた。ここで折り返そう。


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行きは緩い下り坂で順調に進んだが、帰りはヘトヘトで登り返すことになった。
遅い昼食を取るため、梵珠山の避難小屋に立ち寄る。


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午後3時になっても霧が残っている。今日の青森市街は一日中霧で覆われていたようだ。
今日の早朝、吹越烏帽子へ向けて出発したが、東へ行くほど霧が深そうなので、行き先を西の梵珠山へ変更した。
それから幾らかの要因が重なり、今日のような結果になった。人生何が起こるか分からない。
霧で始まり霧で終わる話になったところで、話をキリ上げよう。

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