増川岳 残雪期の日帰り山行

津軽半島先端部に位置する増川岳は急登が続く山である。したがって積雪期に登るとなると、雪の締まった残雪期が良い。 そんな訳で4月上旬の日曜日、Iさん・Kさんを含む3人行で増川岳へ向かった。

   
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歩いたルートを赤色で示している。


   
       
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冬季閉鎖されたゲートから歩き始める。ゲートまで除雪されていた。
昨日は雨から雪になり、今日の朝は2cmほどの新雪が見られる清々しい天気となった。


   
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前方に増川岳が見えてきた。


   
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ゲートから35分ほどで増川岳の麓に着いた。夏場の登山道と同じルートを辿る予定である。


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夏場の登山口から登り始める。


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登山道の標識が所々であるが、ヒバ林やスギ林の中ではすぐに見失う。
登山道が通っている尾根の取り付き点がポイントであるので、そこへ向かう。


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標高200mぐらいの緩急の境目に着き、登る尾根を見上げている。
下山のときは足跡が消えている可能性があるので、ここには赤テープを付けておく。
登山道がこの辺りを通っているはずであるが、登山道の標識は全く見られない。


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スノーシューは役立たなくなり、つぼ足で登っている。急斜面には隠れクレバスもあり、遅々として進まない。


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斜度40、45度と思われる急斜面が続く。


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標高230mから430mまではつぼ足で登り、標高430mぐらいから再びスノーシューで登る。


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標高605m近くになると、灌木が少なくなり、開けた雪面が続くようになってきた。
かなり昔に増川岳へ登ったとき、登山道には赤ペンキの番号が付けられた太い木が多数あった記憶がある。
ところが、赤ペンキの番号が全く見られない。記憶違いであったのであろうか。


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標高605mに着き、急斜面が終わった。今別町方面を眺望する。


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標高605mから進行方向を見ている。


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前方に713mピークと、その次のピーク(700mぐらい)が見えてきた。増川岳(713.7m)はまだ見えない。


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雪庇地帯を進む。


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日本海へ突き出た小泊半島が見える。


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小泊半島


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713mピークに着き、増川岳山頂方面を見ている。あと30分ぐらいで山頂に着きそうだ。
ゲートから5時間近く経っていること、12時を過ぎたこと、等々を考慮し、ここで折り返すことにする。


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増川岳の山頂(713.7m)を見ている。その背後に木無岳(587m)が見える。


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雪庇地帯の様子も写しておこう。


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東の方向には外ガ浜(平舘)の袴腰岳(707m)が見える。
袴に用いる台形の腰板に似ていることから、袴腰の名が付いたのであろう。


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浜名岳(603m)と、隣の559mピークも見える。


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713mピークから、登ってきた尾根を振り返っている。平坦な尾根の先端あたりが標高605mになっている。


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西の方には鋸岳(582m)と矢形石山(586.9m)が見える。遠くには北海道の島影が微かに見える。


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下山を開始する。晴れていれば津軽海峡と北海道が見えるのだが、・・・。
登りのルートは、登山道にこだわらず、等高線の間隔がもっと開けた尾根を辿るべきだったかも知れない。


記録

資料

次に示す資料は登山後に見つけたものであり、登山道の位置を正しく示していると思われる。 登山道については、「おかしい」「おかしい」と思いながら山行当日は登っていた。 次の資料を見つけたことにより、謎が解けた感じだ。



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