イグルー泊で大倉岳・袴腰岳を越え、ストーブ列車に乗る山旅

蓬田駅〜大倉岳〜袴腰岳〜津軽中里駅からなるルートを通り、雪の津軽山地を横断することにした。 イグルー泊の経験年数が長いYさんをリーダーとする4人パーティである。 イグルー泊にしてテントを携帯しない。 歩く区間はJR津軽線の蓬田駅から津軽鉄道の津軽中里駅までとする。 津軽の冬の風物の一つであるストーブ列車に乗って帰るといったオマケ付きである。 このような付帯的条件・目的を持った1泊2日の週末山行である。

蓬田〜大倉岳〜袴腰岳〜中里 雪山ルート図

山行ルート図はクリックすると、原寸大(2000x463)で表示できます。
記憶に基づくものであり、GPS軌跡図のように正確ではありません。


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JR津軽線の蓬田駅を6:45分に出発し、大倉岳へ向かって田んぼの中の道を歩きはじめた。
町はずれで除雪が終わっていると思っていたが、材木切り出しのため林道の途中まで除雪されていた。


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阿弥陀川登山口手前の沢を横切る。
ストックの先端に雪を付け、雪に沢水を染みらせて水を飲んでいる。


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阿弥陀川登山口を通過し、林道の終点まで進んだ。


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大倉岳登山道の通っている尾根に沿って進む。



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大倉岳避難小屋に着いた。
トイレあり、石油ストーブなし。
小屋で昼食休憩


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避難小屋から大倉岳へ向かう。


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大倉岳(標高677m)に着いた。


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大倉岳から見た赤倉岳(標高563m)
赤倉岳の左側鞍部あたりから縦走路が始まる。


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大倉岳から袴腰岳への縦走路を望む。
前方の白い山が袴腰岳


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大倉岳から見た袴腰岳


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午後3時となり、縦走路の東端あたりにイグルーを45分ほどで作る。
Yさんの登山用イグルー作りのイメージは、雪の縦穴をイグルー式の天井で塞ぐものである。
したがって雪屁のように雪の深い場所がイグルー適地となる。
出入り口は床面よりも低い位置に小さく作り、全員が入ったところで雪ブロックで塞いだ。
したがって天井には通気用の隙間を少し残した。


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イグルー内の様子
頭の位置から下側が末広がり式に掘り下げた部分になっている。
食事用の箸を壁に挿しているのが見える。床はテントマットを敷いた。


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第2日目は4時起床、6時出発。
赤倉岳のところから朝日が射し、夏泊半島が見えてきた。


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大倉岳から袴腰岳への縦走路を進む。
夏道が通っているブナ林の中の縦走路である。


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やっと袴腰岳の裾野に着いた。


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袴腰岳山頂が近い。


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袴腰岳山頂(標高628m)に着いた。


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袴腰岳から縦走路を振り返る。
最も高い山が大倉岳


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津軽半島の最高峰・丸屋形岳、その隣の袴腰岳(平館)などが眺望できる。


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袴腰岳から中里へ向けて下山開始
岩木山の裾野がかすかに見える。


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登山道のある尾根を下ったが、樹木が立ちこんている区間があった。


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中里側の袴腰岳登山口に着いた。
隣の尾根の方がルート取りに良さそうに思えたが、
尾根下部での灌木の密度を考えると、やはり登山道を利用するのが良い。
登山口で昼食休憩


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最後は林道から田んぼの中を通って津軽中里駅へ向う。
14時45分に津軽中里駅に着いた。
第1日目は8時間ほど、第2日目は9時間ほどの歩きとなった。


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津軽鉄道のストーブ列車に乗って帰る。
スルメを持ち込んだり車内で買ったりすればガイドさんが焼いてくれます。


記録

資料



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