白神山地 津梅川 大又沢 雨ニモマケズ

白神山地の沢旅経験が長いIさんと一緒に白神山地の沢へ入る予定である。 土曜日の早朝、本降りの雨の中、集合場所へ向かう。 別の沢へ入る予定であったが、Iさんと相談の後、雨の日でも安心して泊まれる沢として津梅川の大又沢へ変更した。

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小降りとなったが、雨は止みそうもないので、意を決して林道を出発する。
林道には東京方面からの車2台が停まっていた。津梅川が渓流釣りで有名であることがうかがわれる。
翌朝、帰ってきたときは東京方面からの車4台が停まっていた。


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林道から右岸の山道へ入り、石炭運搬の軌道跡へ出る。
大又沢の右岸には石炭運搬の軌道跡があり、いまは踏み跡の形で残っている。


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湿度100%の山道を進む。休憩に入ると、ブヨの大群に取り囲まれる。
「I love you」と言って口の中に入ってくるブヨもいる。
多数のブヨによって額にチューされ、額が凸凹になる。
小雨、ブヨの大群、ガケ崩れの道筋・・・何と言うべきか。


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前述したような山道を3時間半ほど歩き、昼前にテント場に着き、テントを張る。
このテント場はカネヤマ沢出合いの上流、標高440mぐらいの右岸にある。
着替えを済ませ、昼食後に昼寝に入る。


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沢に来て沢の写真がないのも変であるので、写真を撮りに沢へ入る。
隣のウズライシ沢と同様に花崗岩(ゴマ石)からなる美しい渓谷が続いている。
ウズライシ沢は白神岳と追良瀬川とを結ぶルートとして利用されている沢である。


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このような美しい渓谷が世界自然遺産地域に入らなかったことを感謝しよう。
釣りや焚き火を含め、昔ながらの白神の沢旅がここでは出来る。


記録

資料



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