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更新日: 2013年8月20日
次のようなリストは、どこの山へ行こうか迷っている時に役立つかも知れない。 (青森)と付記している山の情報は、別ページ「青森県の山 無雪期」に入れているが、このページからもアクセスできるようにしている。 普通にクリックすれば良い。
深田久弥(ふかだ きゅうや)が1964年(昭和39年)に山岳随筆『日本百名山』を発表し、そこに紹介されている山が「日本百名山」と呼ばれている。
日本百名山に選定されていないものの、新日本百名山に選定されている山をリストアップする。 「新日本百名山」は岩崎元郎(いわさき もとお)が2007年(平成19年)に発表した『ぼくの新日本百名山』に紹介されている山である。
「日本ニ百名山」は深田久弥のファン組織「深田クラブ」によってクラブ創立10周年となる1984年(昭和59年)に選定された。 深田久弥の『日本百名山』に紹介されている100山に、100山を加えたものになっている。 なお、日本ニ百名山は日本三百名山の選定よりも後に決められており、日本三百名山に含まれている山上ヶ岳を除外し、その代わりに荒沢岳が追加されている。
「日本三百名山」は日本山岳会によって1978年(昭和53年)に選定された。 深田久弥の『日本百名山』に紹介されている100山に、200山を加えたものになっている。
田中澄江(たなか すみえ)は1980年(昭和55年)にエッセイ集『花の百名山』を、さらに1995年(平成7年)には『新・花の百名山』を発表した。 これらに紹介されている東北の山のリストである。
ませだけ
988m
秋田
真瀬岳は秋田県において白神山地の西端に位置し、近くには二ツ森がある。 二ツ森の方は白神山地世界遺産地域が手軽に一望できる山として人気のある。 これに対して真瀬岳を訪れる登山者は少ない。 真瀬岳の不人気は、展望が得られないこと、登山口へ至る林道が悪路であること、沢を渡るところが2カ所あること、薄暗いスギ林を通る区間が長いこと、等々が関係している。 真瀬岳山頂は背丈の高い笹藪で覆われており、展望が良いとは言えない。 登山道の途中に、ある程度の眺望が得られる地点がある。
真瀬岳は2時間ほど、二ツ森は40分ほどで登れる。 したがって二ツ森と真瀬岳とを組み合わせた山行が考えられる。
真瀬岳登山口への道順は二ツ森へ向かう舗装道路の途中から中ノ又沢林道へ入ることから始まる。 林道らしいデコボコの砂利道を5Kmほど進むと、中ノ又沢林道の終点・金山沢分岐に着く。ここが真瀬岳登山口である。 林道はさらに奥地への延びているが、すぐに終点となるので、真瀬岳登山口が林道終点と考えてよい。 登山口には2、3台の車が駐車できるスペースがあり、トイレなどの施設はない。 駐車スペース脇には湧水がある。
登山口のところで沢を渡り、荒れた林道跡を250mほど辿り、登山標識に従い左折する。 このあたりはミズ(ウワバミソウ)が生えたスギ林になっており、道筋が不鮮明なところがある。 少し先で金山沢を横切る。対岸には登山道の続きが見える。 いずれの沢も、よく探せば登山靴で横切れる場所を見つけることができるような浅い沢である。 金山沢を横切ると、入山者の計測カウンターと登山標柱が現れ、引き続きミズ(ウワバミソウ)が生えたスギ林を進む。 やがて川原を抜け、尾根をジグザクに登り始める。このあたりからハッキリした道筋になる。 標高270mの登山口から標高650mぐらいまでスギ林の急登が続き、尾根上にでる。 落葉広葉樹林からなる尾根に沿って進み、登山口から1時間ほど、全行程の半分ぐらいまで進むと、標高725mぐらいで露岩に着く。 露岩の10mほど下側(手前側)には休憩に適した岩場があり、登山口方面の眺望が得られる。
露岩を過ぎると、白神岳方面への展望が得られる場所があり、やがて笹地帯を進むようになる。 実際に登った時は標高810mぐらいまで笹の刈り払いが行われていた。その先は笹をかき分けて進むようになった。 笹の下の道筋はハッキリしているが、笹のヤブこぎは長く続く印象を受ける。そのようなブナ林の中を緩やかに登って行く。 やがて急登となり、山頂に着く。 山頂(標高988m)は背丈の高い笹で覆われている。 ガスで視界が悪いときに登ったので、ハッキリしたことは言えないが、展望はあまり期待できない感じだ。 背丈の高い笹藪の上に幾らかの山並みが見える程度かも知れない。 登山道の途中の方が展望が得られる。
ふたつもり
1086m
秋田
二ツ森は秋田と青森の県境にあり、秋田県側から白神山地世界遺産地域が一望できる山として人気がある。 その理由としては、舗装道路が標高940mの登山口まで延びていること、登山口から40分ほどで山頂に着く手軽さがあること、山頂からは白神山地世界遺産地域が一望できること、等々が考えられる。 山頂は10mほどの間隔をおいて小さい二つの広場に分かれており、それぞれに三角点があり、登ってきた場合は第1広場に着き、そして山頂標柱のある第2広場に着く。 第2広場の方は周りの笹藪のため、あまり眺望が得られない。 第1広場から登山道を10mほど戻ると、白神岳や向白神岳が見えるようになり、写真撮影に適している。 小岳や藤里駒ガ岳からの眺望に比べ、雄大な白神岳・向白神岳の稜線が比較的まじかに見られる。
登山適時には多くの登山者が訪れることが想像できる。したがって1車線幅での対向車とのすれ違いについて考える必要がある。 そういった意味から、一般的な登山者の流れと同調するような山行スケジュールが考えられる。
二ツ森登山口への道順は、国道101号線を通って秋田県八森町へ入り、道路標識に従い、真瀬川沿いの舗装道路を進むことから始まる。 国道から19Km、車で40分ほど走ると、舗装道路の終点・二ツ森登山口に着く。 そこは秋田・青森の県境となる稜線の上になり、トイレや巡視管理棟がある。 巡視管理棟は「避難小屋」と言った方が適切な小屋であり、全面高床式で、3mx3mの広さがある。 登山口には大きな駐車場が二つに分かれて設けられており、それぞれ10台ぐらいが駐車できる広さがある。
巡視管理棟脇の登山口から出発し、ブナ林の中に延びた幅広い登山道を進むと、すぐに稜線上のT字状分岐に着く。 左が展望台への脇道であり、右が二ツ森への登山道である。右へ折れ、小さい鞍部を経て稜線上を進む。 笹藪を敷き詰めたような美しいブナ林へ入り、山頂への登りが始まる。 短い急登があり、勾配が緩くなると共に植生が灌木へ変わっていく。そのあたりから展望が開け、すぐに山頂に着く。 山頂(標高1086m)は小さい広場が10m間隔で二つに分かれており、それぞれに三等三角点がある。 奥側となる第2広場の方に山頂標識がある。
国道7号線を西へ進み二ッ森へ行く場合は、国道7号線に「八峰」への道路標識が現れてこないので、どこで右折するのか迷っているうちに能代市街へ入ってしまうことになりかねない。 したがって事前に道順を把握しておくのが良い。 カーナビがあれば問題ないが。
真瀬渓谷三十釜コースは、ぶなっこランドのところにある。 真瀬川沿いの遊歩道をゆっくり歩き、1時間ほどで周回できる散策コースになっている。
留山は国道101号線から二ッ森へ向かう交差点の近く、数Kmのところに位置している。留山への入山はガイド同伴が求められる。
水沢山ブナの森公園は水沢川の源流域にある。観光スポット「手這坂」や「水沢ダム(峰水湖)」を目指し、水沢川沿いの道路へ入っていく。ブナの森公園は最奥にある。
こだけ
1042m
秋田
小岳は秋田と青森の県境にあり、藤里駒ガ岳の西隣に位置する。 山頂は県境から200mほど秋田県側へ入った地点になる。 周辺の山々と比べ、小岳の山頂部はハイマツやイヌツゲが茂り、高山風を帯びている点が特徴的である。 したがって展望がよい山として知られている。展望が良いことから東北百名山に選ばれている。 登山口から1時間半ほどで山頂に着くことができる。 展望が良くて適度な登山になるのが小岳登山の良い点であるが、その一方で小岳登山の難点もある。登山口までの林道が長いことだ。
小岳登山口へは未舗装の林道が20Km、時間にして1時間から1時間半かかり、きわめて長い。 小岳登山口への道順は、国道7号線から秋田県藤里町へ入り、素波里ダム湖へ向かうことから始まる。 素波里キャンプ場(猿ヶ瀬園地)ではトイレ休憩をするのが良い。 素波里キャンプ場を通過すると粕毛林道の起点となり、小岳まで20.4Kmの標識を確認し、未舗装の林道を進む。 林道には小岳までの距離を示す標識が1Km間隔で立っている。標識を確認しながら、粕毛林道〜大滝林道〜小岳林道へと進む。 全般的にみて林道は良く整備された部類に入る。ただし、小岳まで8Kmあたり、つまり粕毛川を横切る谷あたりでは、林道らしいデコボコ道になっている。 粕毛川を横切り、大滝林道から小岳林道へと進み、尾根へ登っていく感じになる。 林道の勾配が緩くなったところで小岳登山口(標高600m)に着く。 小岳登山口にはトイレや巡視管理棟がある。 巡視管理棟は「避難小屋」と言った感じであり、数人が宿泊できる広さがある。 駐車場は車10台ぐらいが駐車できる感じか。
登山道は左の旧道コースと右の新道コースとに分かれ、1時間10分ほど登った標高870mぐらいの尾根上で合流する。 分岐から尾根に沿ってブナ林の中を緩く登って行く。 木段が設けられた急坂を登るとブナ林が終わり、標高1000m近くから高山風を帯びてくる。 ハイマツやイヌツゲが茂る潅木地帯では展望が楽しめる。山頂の手前に露岩があり、眺望が楽しめる。露岩を通過すると、すぐに山頂となる。 山頂(標高1042m)は背丈の低い潅木で覆われた平坦な地形になっており、二等三角点や小祠がある。 山頂を北へ少し進んで山頂台地の縁まで移動すると、北の方面への展望が全開で得られる。 小岳の山頂部は「本州の標高最低ハイマツ帯」として知られているが、ハイマツは山頂部のごく一部で見られる感じだ。 山頂の小祠のところから山頂部の西側斜面を見下ろすとハイマツ帯が見える。
ふじさとこまがだけ
1158m
秋田
藤里駒ガ岳は東北百名山に選ばれており、山頂から広い範囲の眺望が得られ、周囲には湿原・教育林・渓谷・滝などがあり、見どころが多い山である。 山頂からは北の方向にピラミッド型の岩木山が遠望でき、西の方向にはブナ林で覆われた広大な白神山地の山並みが広がり、南の方向には眼下に素波里ダム湖が見える。 能代市あたりの海岸線も見える。 湿原としては田苗代湿原(藤駒湿原)があり、山麓の散策路としては「岳岱自然観察教育林」、旧名「岳岱風景林」がある。 渓谷としては奇岩怪石が連なる太良峡(だいらきょう)があり、素波里ダム湖と合わせ、県立自然公園に指定されている。 キャンプ場などの公園施設も充実している。
藤里駒ガ岳の登山口としては、黒石沢登山口と樺岱(かんばたい)登山口とがある。良く利用されているのは黒石沢登山口の方である。
黒石沢登山口への道順は、国道7号線から秋田県藤里町へ入り、藤琴川沿いの舗装道路を進み、太良峡(だいらきょう)を目指すことから始まる。 太良峡からは藤里駒ガ岳を目指し、黒石林道へ入っていく。 1車線の舗装道路を進み、クルミ台野営場を通過し、それから岳岱自然観察教育林に着く。ここには駐車場やトイレがある。 1車線の舗装道路を引き続き進み、黒石沢登山口に着く。 藤琴の集落から黒石沢登山口へは32Kmほどの道のりになる。 黒石沢登山口には10台ぐらいが駐車可能な駐車場があり、トイレや登山道案内板がある。
黒石林道については未舗装の悪路と記載された山行記録を見ることがあるが、いまは黒石沢登山口まで舗装道路が続いている。 対向車とのすれ違いに神経を使う1車線であり、そのような細い道路が延々と続く感じであることに変りはない。 登山適時には多くの登山者が訪れることが想像できるので、1車線幅での対向車とのすれ違いについて考える必要がありそうだ。 そういった意味から、一般的な登山者の流れと同調するようなタイム・スケジュールが考えられる。
黒石沢登山口から藤里駒ガ岳山頂へは1時間半ほどで着く。 田苗代湿原(藤駒湿原)を経由する旧道コースと、田苗代湿原を迂回する新道コースとがあるので、登りと下りで異なった登山道を歩くことができる。
樺岱(かんばたい)登山口への道順は、国道7号線から秋田県藤里町へ入り、素波里ダム湖へ向かうことから始まる。それは小岳へ向かうのと同じ方向になる。 素波里キャンプ場を通過すると粕毛林道の起点となり、小岳まで20.4Kmの標識を確認し、未舗装の粕毛林道を進む。 林道には小岳までの距離を示す標識が1Km間隔で立っている。 粕毛林道を11.3Kmほど進んだところで樺岱林道へ入る。 その分岐には小岳まで9Kmの標識がある。 林道らしいデコボコ道の樺岱林道を1.2Kmほど進むと、坂を登りきった感じになり、左手に登山口標柱が見ると同時に樺岱登山口に着く。 粕毛林道の起点から12.5Km、35分ぐらいで樺岱登山口に着く。 登山口には4、5台分の駐車スペースがある。駐車スペースには樺岱登山口を示す案内板は無い。 樺岱林道を更に進むと、草で覆われた林道となり、登山口を通過したことに気づくことになる。
登山口の近くだけスギ林であるが、すぐにブナ林の中を進むようになる。 そして登山口から2時間ほどで藤里駒ガ岳山頂へ着く。 登山口までの林道を考慮しないといった条件付きとなるが、樺岱コース自体は良い山歩きコースである。 ブナ林の中に登山道が緩やかに延びていること、「剣ガ峰」と呼ばれるやせ尾根では展望が得られること、2時間ほどの登りで適度な山歩きとなること、静かな山歩きになること、等々が良い点として考えられる。 クサリが取り付けられたガレ場や剣ガ峰があるが、危険というほどではない。
だけだい
藤里駒ガ岳の裾野、黒石沢登山口へ向かう黒石林道の途中にある。 約12haの原生的ブナ林にコケむした岩塊が点在する風景林である。 遊歩道は約1Kmの周回コースを中心に全長で1.8Kmある。 遊歩道入口には駐車場やトイレが備わっている。
だいらきょう
藤里町から黒石沢登山口へ向かう途中の太良峡渓谷に散策コースが設けられている。
たしろだけ
1178m
秋田
田代岳は秋田県において白神山地の東端に位置し、東北百名山に選ばれている。 山頂直下には田代湿原が広がっており、大小120ほどの池塘が点在する美しい湿原になっている。 このような湿原を含め、田代岳は自然豊かな景観に恵まれており、山全域が県立自然公園に指定されている。 田代岳の登山口としては荒沢登山口・大広手登山口・薄市沢登山口・上荒沢登山口などがある。 一般的なのはロケット燃料燃焼試験場への林道途中にある大広手登山口と荒沢登山口である。 五色滝の脇を通過すると、まず大広手登山口に着き、そして林道終点となるロケット燃料燃焼試験場の手前側に荒沢登山口が位置している。
登山口への道順は、まず国道7号線を通って秋田県田代町へ入り、山瀬ダム湖(五色湖)へ向かう。 国道7号線の交差点は田代大橋の東端にあり、「山瀬ダム」や「ロケット燃料燃焼試験場」などの道路標識がある。 岩瀬川に沿って進み、山瀬ダム湖(五色湖)へ向かう。ダム湖を通過すると舗装道路が終わり、そこから13Kmほど先に登山口がある。 奥地にロケット燃料燃焼試験場があることから、普通の林道よりも良く整備された林道である。 五色滝を通過し、五色滝から1Kmほど進むと大広手登山口に着く。車10台ほどが駐車できる駐車場がある。トイレもある。 大広手登山口から約1.2Km先に荒沢登山口がある。 荒沢登山口にも駐車場とトイレがあり、その駐車場は大広手登山口の駐車場に比べて格段に広い。 荒沢登山口が最も利用されている登山口であろう。
荒沢コースは、二合目と三合目との間で沢沿いの登山道が流失しているので、迂回路として「林内コース」が設けられている。 林内コースを利用するのが良い。沢沿いの旧道「川沿コース」を進むと、立ち止まって道筋を探すことが数回おこる。 荒沢コースはブナ岱と呼ばれる標高844mピークで三合目を通過し、四合目では大広手登山口からの登山道と合流する。 さらに五合目では上荒沢登山口からの登山道が合流する。 四合目から上側では幅広い登山道をゆるく登る。 九合目の標識を見て、すぐに高層湿原へ出る。 高層湿原を通過し終わったところで、薄市沢登山口からの登山道が合流し、山頂への登りに入る。 山頂への登りでは、湿原全体を見渡すことができる。山頂からは湿原が見えないので、湿原全体の写真を撮るなら、山頂への坂道となる。 池塘の数が多いのが特徴的な湿原である。 やがて鳥居を通過し、山頂(1178m)に着く。 山頂には田代山神社や一等三角点がある。 登った日は雲や霞で展望が良いとは言えなかった。 空気が澄んだ晴れた日であれば眺望が楽しめるようだ。
高層湿原には木道からなる周回コースが設けられている。 その周回コースにある丘のような前岳において「大日様の神、薬師様の神」の標識が見えたので、その脇道へ入って行った。 すぐに前岳の縁に達し、山瀬ダム湖を見下ろす場所に出た。 その場所は崖の上になり、13Kmほど先にある山瀬ダム湖(五色湖)が見えた。
良く利用されている荒沢コースと大広手コースとを比べた場合、最も利用されているのは荒沢コースであろう。 それは駐車場の広さやトイレの立派さからも、うかがい知れる。 歩きやすさという点では、大広手の登山道の方が歩きやすかったとする意見がある。 これは荒沢コースに「林内コース」という迂回路ができる以前の話であろう。
薄市沢登山口への道順は、まず国道7号線から早口川沿いの舗装道路へ入り、大野の集落を経由して薄市沢林道(未舗装)を進む。 その林道終点に薄市沢登山口がある。 薄市沢登山口は薄市沢コースと縦走コースとの起点になっている。 薄市沢コースを利用すると、田代湿原にある9合目分岐で荒沢登山口や大広手登山口からのコースと合流し、薄市沢登山口から2時間40分ほどで田代岳山頂に着く。 薄市沢コースを取った知人の話(2010年)になるが、登山道は藪で覆われているようだ。 一方、縦走コースは烏帽子岳(1133m)と雷岳を経由して西側から田代岳へ至る。 こちらの方も、利用度を考えると、同様に藪で覆われていると思われる。
ななくらやま
287m
秋田
七座山は能代市の東郊外、米内川がU字状に蛇行するところにあり、風光明媚な七つの山々が連なる。 米内川沿いの国道7号線脇にあり、通りすがりに少し時間を見つければ登れる。そういった意味で訪れる機会は多いと思われる。 出発点としては天神登山口がよく利用されている。
ほうおうざん
520m
秋田
京都市の大文字山に対し、鳳凰山は大館市の「大文字山」である。山腹に「大」の字を刻んだ鳳凰山は大館地方のシンボルの山として親しまれている。
りゅがもり
1050m
秋田
竜ガ森は大館市と北秋田市の境界にまたがる山である。 森吉ダム・太平湖を挟んで森吉山(1454m)と対峙している。 登山コースは大館市側から最上コースと比内コースの2コースがある。 山頂には立派な山小屋が建てられており、積雪時も利用できる。 竜ガ森は2000年版東北百名山に選ばれたことがある。
もりよしやま
1454m
秋田
森吉山は秋田県北秋田市に位置する古い火山であり、高山帯では初夏から秋にかけて300種類の高山植物が咲き誇っている。まさに高山植物の宝庫である。花の百名山や日本二百名山に選ばれている。 さらに桃洞沢の桃洞滝や様ノ沢の九階滝など、近くに見所が多いことも特記すべきことである。ノロ川登山道を経由する1泊2日の山行も良さそうだ。 登山口としてはゴンドラ山頂駅、こめつが山荘登山口、ヒバクラ岳登山口、割沢森登山口がよく利用されている。
森吉山周辺には訪れてみたいと思うような滝や渓谷が多い。 そのような滝や渓谷の情報を収集してみた。
ほんざん
715m
秋田
本山は男鹿半島の最高峰で、信仰の山でもある。本山(715m)、真山(571m)、毛無山(645m)は「男鹿三山」と呼ばれ、平安末期から修験者の道場として栄えた。 今でも山に祀られた神々を詣でながらの道者登拝の「お山かけ」が行われている。 これら三山を巡る縦走路は「お山かけコース」と呼ばれ、北の真山神社から南の五社堂へと延びている。 北側の登山口にある真山神社は「なまはげ」ゆかりの地であり、神社の隣には「なまはげ館」と呼ばれる観光施設がある。 一方、南の登山口には赤神神社五社堂があり、鬼が一夜にして作ったと言われる999段の石段がある。 999段の石段を下ると門前漁港となり、広い駐車場やトイレがある。
かんぷうざん
355m
秋田
寒風山は360度の展望が得られる草山になっている休火山(現在は「休火山」も「死火山」も廃語になっている。)であり、山頂には広い駐車場をはじめ展望台や売店があり、観光スポットになっている。 山頂周辺には噴火口跡を巡る1周9Kmのハイキングコースがある。
江戸時代の紀行家・菅江真澄は男鹿三山を始め、男鹿半島の多くの場所に足跡を残している。
たいへいざん
1170m
秋田
太平山は秋田市郊外において県立自然公園となっている山であり、新日本百名山や日本三百名山に選ばれている。 北側から馬場目岳(1037m)〜赤倉岳(1039m)〜笹森(1045m)〜大平山(奥岳、1170m)〜宝蔵岳(1036m)〜鶴ガ岳(1002m)〜中岳(952m)〜前岳(774m)といった山々が馬蹄形の地形となるように連なっている。 そのような馬蹄形の中心的なところに旭又登山口が位置し、よく利用されている。
ごのみやだけ
1115m
秋田。 かわなげだけ
1122m
秋田・岩手
五ノ宮岳と皮投岳とは1時間半ほどで歩ける縦走路で繋がっているおり、東北自動車道の鹿角八幡平インターの近くに位置している。 五ノ宮岳は秋田県内、皮投岳は秋田・岩手の県境に位置している。 岩手県方面へ遠出をしたときのオプション登山として考えられる。
五ノ宮岳は1990年版東北百名山に選定されたことがある。
ちゃがまのたき
落差100m
秋田
茶釜の滝は日本の滝百選の一つであり、落差100mといわれている。 滝百選の中でも3本の指に入る難関の滝である。 米代川の支流・夜明島川の上流「夜明島渓谷(よあけしまけいこく)」にある。 秋田焼山の北隣りといった方が位置関係がイメージしやすいであろう。事実、秋田焼山の脇を通る国道341号線を利用し、大場谷地からの山越えルートで茶釜の滝へ行くことができる。 一方、米代川の支流・夜明島川に沿った林道(10Km以上、車で30分)を利用して駐車場へ行き、そこから歩き始めて茶釜の滝へ行くこともできる。 それは夜明島渓谷を訪れることでもある。茶釜の滝の他にも泊滝や雲上の滝など、多くの滝がある。
やけやま
1366m
秋田
焼山は秋田県の北東部、八幡平のに西隣りに位置し、鹿角市と仙北市との境界にある活火山である。火山活動が眼のあたりに見られ、東北百名山に選ばれている。 焼山山の東側には後生掛温泉、西側には玉川温泉があり、それぞれ焼山登山への登山口となっている。 後生掛温泉〜玉川温泉の区間を歩き、バスで出発点へ戻ることが考えられる。その場合はバスの時刻表を事前に調べておくのが良い。
はちまんたい
1613m
秋田・岩手
八幡平は秋田・岩手の県境に広がる高原であり、広い高原には様々な形の火山起源の小さなピークがそびえ、その間に多くの沼や湿原が点在する。 日本百名山や花の百名山、新・花の百名山などに選ばれている。
八幡平〜岩手山の山域「裏岩手」には多くの縦走路がある。
みついしやま
1466m
岩手
三ツ石山は裏岩手縦走路を代表する山のひとつであり、東北百名山に選ばれている。 山頂部は岩場になっており、360度の展望を楽しめる。 日帰り登山のための登山口としては、松川温泉・滝ノ上温泉・奥産道登山口の3カ所が一般的である。
奥産道登山口は、網張温泉から奥地等産業開発道路(略称、奥産道)を通って標高1000mぐらいまで自動車で入ることができる新しい登山口である。 奥産道は工事中止となった舗装道路であり、三ツ石山荘の近くで行き止まりになっている。 そのような舗装道路の末端近くに奥産道登山口がある。
松川温泉〜源太ガ岳〜大深岳〜小畚(こもっこ)山〜三ッ石山〜松川温泉といった周回コースを1日で回ることもできる。
いわてさん
2038m
岩手
岩手山は岩手県の最高峰であり、日本百名山に選ばれている。 奥羽山脈の主稜から離れており、独立峰に近い。 この山は見る位置によって姿が微妙に異なるのが特徴的である。 東の盛岡側から見る姿は富士山のように整った形をしており、「表岩手」と呼ばれている。 一方、南や北の方面から見ると、外輪山の連なりが凹凸となって見え、「裏岩手」と呼ばれている。 また、異名も多数あり、「巌鷲山(がんじゅさん)」「霧山岳」「南部片富士」などと呼ばれることがある。 登山口としては馬返し登山口と焼走り登山口がよく利用されている。
夏場、特にコマクサの咲くころは、多くの登山者が訪れるので、それなりの登山計画が必要だ。
くらかけやま
897m
岩手
鞍掛山は岩手山の南東山麓に位置する小山であり、岩手山の展望所と言えようか。岩木山を訪れた時のオプション登山として考えられる。
おおしろもり
1215m
秋田
大白森は秋田駒ガ岳と八幡平とをつなぐ縦走路の途中にあり、山頂が平坦な高層湿原になっているのが特徴的である。東北百名山に選ばれている。 日帰り登山としては乳頭温泉から大白森への山行が考えられる。鶴の湯温泉駐車場の横にある鳥居が登山口になっている。 大白森を通る縦走も良さそうだ。2泊3日ぐらいの縦走や周回コースが考えられる。
えぼしだけ にゅうとうさん
1478m
秋田・岩手
岩手県側では烏帽子岳、秋田県側では乳頭山と呼ばれている山である。秋田駒ガ岳の隣に位置する人気の山であり、日本三百名山や東北百名山に選ばれている。 遠くから見たゆったりとした印象とは異なり、山頂の東側は断崖絶壁となっており、山頂からは360度の展望が楽しめる。 日帰り登山の登山口としては、秋田県側の黒湯温泉と孫六温泉、岩手県側の滝ノ上温泉がよく利用されている。 長距離の山行としては、烏帽子岳〜秋田駒ガ岳の縦走コース、烏帽子岳〜千沼ガ原の周回コースなど、いろいろなコース取りができる。
あきたこまがだけ
1637m
秋田・岩手
秋田駒ガ岳は秋田・岩手の県境に広がる活火山群であり、高山植物の豊富な山として知られている。 日本二百名山、新日本百名山、新・花の百名山などに選ばれている。 花シーズンは多くの登山者が訪れるので、それなりの登山計画が必要になる。 秋田県側の八合目登山口、岩手県側の国見温泉登山口がある。 夏場、多くの登山者が訪れることから、秋田県側の八合目登山口へはマイカー規制がある。 混雑を避け、岩手県側の国見温泉から登るコースが考えられる。
わがだけ
1440m
秋田・岩手
和賀岳は秋田・岩手の県境に位置し、日本二百名山や東北百名山に選ばれている。 登山口のあたりでは奥深い原生自然とブナ混生林が広がり、灌木やササで覆われた稜線上では展望のよい風景が続くのが特徴的である。 秋田県側に甘露水登山口、岩手県側に高下登山口がある。甘露水登山口がよく利用されている。
うごあさひだけ
1376m
秋田・岩手
羽後朝日岳は「沢登り」の山と言えようか。和賀岳の北に位置する。
まひるだけ
1060m
秋田・岩手
真昼岳は秋田・岩手の県境において和賀岳(1440m)の南隣に位置し、東北百名山に選ばれている。灌木とササに覆われた山稜が続き、美しい景色を見ることができる。 岩手県側に兎平登山口、秋田県側に赤倉登山口、そして県境の稜線上に峰越登山口がある。兎平登山口がメインの登山口になるようだ。
めがみさん
956m
秋田・岩手
女神山は秋田・岩手の県境において真昼岳(1060m)の南隣に位置し、みごとなブナ林に覆われている。東北百名山に選ばれている。岩手県側に登山口がある。
女神山と真昼岳とは登山道で結ばれている。岩手側の兎平登山口を利用すれば、稜線に登って北へ行けば真昼岳、南へ行けば女神山に達する。女神山への登山口としては兎平登山口の他に女神山登山口がある。 兎平登山口と女神山登山口とは山を隔てた別の谷に位置するが、車であれば短時間で移動できる。その途中には真昼温泉、左草温泉、長峰公園キャンプ場がある。
うしがたやま
1340m
岩手
牛形山は焼石岳の北隣に位置し、焼石岳と共に牛形山も東北百名山に選ばれている。北上市の奥深い山中に位置する名湯・夏油温泉が登山口になる。 夏油温泉〜焼石岳(1340m)〜白小森(1229m)〜鷲ガ森山(1207m)〜丸子峠〜夏油キャンプ場〜夏油温泉からなる周回コースになっている。 静かな山歩きを楽しみ、牛形山の山頂からは360度の眺望が得られる。
夏油温泉〜経塚山(1373m)〜金明水避難小屋〜焼石岳(1548m)からなる縦走路も良さそうだ。
やけいしだけ
1548m
秋田・岩手
焼石岳は岩手県南西部、奥州市と和賀郡西和賀町の境にある火山であり、花の山として有名であり、日本二百名山や東北百名山にも選ばれている。 岩手県側には中沼登山口とつぶ沼登山口があり、秋田県側には東成瀬登山口(三合目登山口)がある。
夏油温泉〜経塚山(1373m)〜金明水避難小屋〜焼石岳(1548m)からなる縦走路も良さそうだ。
くりこまやま
1627m
秋田・岩手・宮城
栗駒山は宮城県・秋田県・岩手県の三県にまたがる山で、新・花の百名山や新日本百名山に選ばれている。数ある「日本一の紅葉」の山のひとつであり、紅葉の時期に訪れることも考えられる。 宮城県側のいわかがみ平登山口、秋田・岩手県境の須川温泉登山口がよく利用されている。
たかまつだけ
1348m
秋田
高松岳は秋田県湯沢市に位置する第四紀火山であり、東北百名山に選ばれている。 主稜線はなだらかだが、地質が凝灰岩のため浸食が著しく、急峻な渓谷を造り出している。 隣接する子安岳と山伏岳を合わせて「泥湯三山」と呼ばれている。 山麓周辺には北東に子安温泉郷、北に泥湯温泉、南西に秋ノ宮温泉郷がある。 秋ノ宮温泉郷を登山ベースにすれば、神室山・高松岳・虎毛山といった3つの東北百名山が登山対象として考えられる。
とらげさん
1433m
秋田
虎毛山は秋田県湯沢市にあるものの、秋田・宮城の県境近くに位置する山であり、東北百名山に選ばれている。 山名は、山腹の幾条かの小沢が縦縞の模様に見え、これを虎の毛に見立てたことから由来するという。 周囲の山々に比べると、ひときわ目立つ大きなドーム型をしている。山頂の東側には湿原が広がっており、まさに雲上の楽園の感がある。 北隣の高松岳と虎毛山とは縦走路で結ばれている。 したがって高松岳と虎毛山を巡る周回コースも考えられる。 縦走路を除くと、虎毛山への登山コースは赤倉コース以外にない。 赤倉コース登山口は鬼首峠の少し秋田寄りの赤倉橋下の林道にある。
くじひらだけ
706m
岩手
久慈平岳は階上岳の南隣に位置する高原状の山である。山頂からは360度の眺望が得られる。 「大和の丘森林公園」の駐車場から山頂までは40分ぐらいで登れる。 春には山ツツジで山頂付近は真っ赤に染まる。そのころに訪れることが考えられる。
おりづめだけ
852.5m
岩手
折爪岳は岩手県・二戸市街の東郊外に位置する高原状の山であり、その山麓には八戸自動車道が通っている。折爪岳の山頂からは360度の展望が得られる。 少し北には金田一温泉、そして名久井岳が位置している。少し離れているが、西には稲庭岳、北東には久慈平岳と階上岳が位置している。
いなばだけ
1078m
岩手
稲庭岳は岩手県・二戸市、東北自動車道と八戸自動車道とが合流する安代インターの近くに位置する高原状の山である。1090年版東北百名山に選ばれていた。 のんびりとハイキングを楽しみながら登り、広々とした山頂からは岩手山や八甲田連峰を眺望できる。 位置的には五ノ宮岳と皮投岳の東側、七時雨山の北側といった位置関係になる。
ななしくれやま
1060m
岩手
七時雨山は東北自動車道と八戸自動車道とが合流する安代インターの近くに位置し、新日本百名山や東北百名山に選ばれている。 したがって岩手県方面への遠出の際のオプション登山として考えられる。田代平登山口がメインの登山口になる。少し北側には稲庭岳がある。
あっかもり
1239m
岩手。 とうべつだけ
1235m
岩手。 ひらにわだけ
1059m
岩手
安家森〜遠別岳〜平庭岳の縦走路は上北高原の北部、葛巻町と久慈市にまたがる「県立自然公園・平庭高原」に位置している。 平庭岳の脇に国道281号線が通っている。 「安家森」の名で東北百名山に選ばれているが、その内実は安家森を含む縦走路である。
としまやま
1263m
岩手
遠島山は上北高原の北部、久慈市・岩泉町の境界にあり、ミズナラやブナの森が広がる高原状の山である。 その中腹の遠島山荘は山岳会の交流会などによく利用されている。 遠島山荘は久慈市役所が管理しているが、久慈市役所のホームページには遠島山荘の基本的な情報がない。
ひめがみさん
1124m
岩手
姫神山は東側から岩手山と対峙する位置にあり、新・花の百名山や日本二百名山に選ばれている。一本杉登山口がよく利用されている。 山麓には石川啄木の故郷・渋民村があり、そこには石川啄木記念館がある。
うれいらさん
604m
岩手
宇霊羅山は上北高原の中央部東側、日本三大鍾乳洞の一つとされる龍泉洞の真上にそびえる山である。 石灰岩台地の断崖絶壁が南斜面に広がり、山頂からは岩泉町中心街を直下に見ることができる。 石灰岩地帯にあり、多くの固有植物が生育する。
かぶとみょうじんだけ
1005m
岩手
兜明神岳は盛岡市と宮古市とを結ぶ国道106号線脇に位置し、東北百名山に選ばれている。山頂は蛇紋岩からなる岩峰になっており、360度の展望が得られる。 南東に早池峰山(1917m)、北西に岩手山(2038m)、北に岩神山(1103m)が眺望できる。北隣の岩神山へは35分ほどで登れ、岩神山も360度の眺望が得られる。 「蛇紋岩」と言えば早池峰山も蛇紋岩の山だ。変なところで早池峰山との関係を感じる。
ひっとりしつげん
岩手
岩神山の北東6Kmぐらいのノロメキ沢に櫃取湿原がある。 ハクサンシャクナゲ・ミズバショウ・クリンソウなどが咲く山深い湿原であり、「21世紀に残したい日本の100選」に選ばれている。
はやちねさん
1917m
岩手
早池峰山は上北高原の中央部に位置し、東北随一の花の名山であり、日本百名山や花の百名山に選ばれている。 多種多様の花が高密度で咲くが、とりわけ早池峰山の固有種・ハヤチネウスユキソウが有名である。 欧州アルプスのエーデルワイスによく似た白い花であり、早池峰山のシンボルになっている。 花シーズンは多くの登山者が訪れるので、それなりの登山計画が必要だ。 混雑を避け、車両交通規制が解除される直後に訪れることも考えられる。 河原坊登山口、小田越登山口がよく利用されている。
けいとうさん
1445m
岩手
鶏頭山は早池峰山を主峰とする稜線の東端に位置し、早池峰山〜鶏頭山の間には縦走路が延びている。 岳集落から鶏頭山へは3時間ほどで登れる。
やくしだけ
1645m
岩手
薬師岳は早池峰山と対峙する山であり、早池峰山の全景が眺望できる。 早池峰山と薬師岳との組合わせにする山行が多い。 早池峰山を眺望しながら登るのであれば小田越登山口から出発する。
かろがだけ
514m
岩手
霞露ガ岳はリアス式海岸から突出した船越半島にあり、リアス式海岸の眺望を楽しむことができ、東北百名山に選ばれている。 ガイドブックには「登山道のある山では本州最東端、赤平金剛の大絶壁で知られる船越半島の山」と紹介されている。 山名の由来は、アイヌ語の乳房状を意味する「カロー」から来たようだ。 霞露ガ岳へ向かう場合は、宮古市と釜石市との間に位置する山田町に入り、それから船越半島へ向かう。 また、船越半島には海岸に沿って大釜自然歩道も設けられている。
ろっこうしさん
1294m
岩手
六角牛山は遠野盆地の東部に位置する堂々とした山で、遠野小富士の異名を持ち、東北百名山に選ばれている。 早池峰山・石上山と共に遠野三山として岩手の名山になっている。 登山口としては暮坪登山口、中沢登山口、峠登山口があり、峠登山口がよく利用されている。
ごようさん
1351m
岩手
五葉山は三陸沿岸の最高峰であり、花の百名山や日本三百名山に選ばれている。赤坂登山口がよく利用されている。 北上山地では早池峰山(1914m)に次ぐ高さであり、また海に近いため、山頂からは三陸のリアス式海岸を一望できる。 南側に広がる準平原と共に五葉山県立自然公園に指定されている。
ひかみさん
875m
岩手
氷上山は陸前高田市と大船渡市の境にある花崗岩の山であり、東北百名山に選ばれている。 山頂と山麓には氷上神社があり、信仰の山として知られている。 山頂からは広田湾や大船渡湾あたりのリアス式海岸が眺望できる。 登山コースは陸前高田市側に3本の登山道がある。 メインの登山口は玉山高原の玉乃湯温泉にある。
ものみやま(たねやま)
871m
岩手
物見山(種山)は上北高原の南部、奥州市・住田町・遠野市にまたがる平原状の山であり、物見山・大森山・立石などを総称して「種山高原」と呼ばれている。 新・花の百名山に選ばれている。また、宮沢賢治の作品に数多く登場することで知られている。 位置的には世界文化遺産・平泉や花の山・焼石岳から比較的近い。
ちょうかいさん
2236m
秋田・山形
東北地方の最高峰・燧ヶ岳(2356m)が東北地方南端の群馬県境近くに存在することから、 秋田・山形の県境に位置する鳥海山(2236m)は実質的な東北地方の最高峰と見なされることが多い。 山頂に雪が積もった姿が富士山に似ていることから、出羽富士(でわふじ)とも呼ばれ親しまれている。 そして日本百名山、新日本百名山、新・花の百名山、日本百景などに選ばれている。 登山口は10カ所ほどあるが、象潟口(鉾立口)と矢島口(祓川口)がよく利用されている感じか。 吹浦口(大平口)と湯ノ台口も考慮しても良さそうだ。
日本海に沈む夕日を眺める場所は新山、ご来光は七高山が良いと言われている。
ひのとだけ
1146m
秋田・山形
丁岳は鳥海山の東、丁(ひのと)山地の主峰であり、秋田と山形との県境に位置する。東北百名山に選ばれていたが、2010年版東北百名山から外された。 浸食によって多くの奇岩が積み重なった断崖、ブナ林を主体とする天然林が特徴的な山である。 鳥海山方面へ遠出をしたときのオプション登山として考えられる。 登山口は秋田県・由利本荘市に入り、丁川沿いの水無林道を3Kmほど進んだ源流部にある。 登山口には駐車スペースや登山案内板がある。
こしきやま
981m
秋田・山形
甑山は鳥海山の東、丁(ひのと)山地の東端、そして秋田と山形との県境に位置する岩峰であり、東北百名山に選ばれている。 男甑山(981m)と女甑山(979m)とが並び立つ双耳形の岩峰であり、甑を伏せた形に似ていることから甑山と言われている。 登山口としては秋田県・由利本荘市側に甑山林道登山口、山形県・湯沢市側に前森林道登山口がある。 秋田県側の登山口が良く利用されている感じだ。 鳥海山方面へ遠出をしたときのオプション登山として考えられる。
はぐろやま
418m
山形
羽黒山は出羽三山のひとつであり、修験者の山岳信仰の山として知られ、花の百名山にも選ばれている。 山歩きといった感じではなく、出羽三山神社への参詣になる感じだ。 羽黒山は出羽三山の他の山・月山(1984m)と湯殿山(1500m)から少し離れている。
がっさん
1984m
山形
月山は湯殿山(1500m)、羽黒山(418m)と共に出羽三山のひとつに数えられ、修験者の山岳信仰の山として知られる。、 日本百名山、新・花の百名山などに選ばれている。 姥沢登山口、月山八合目登山口がよく利用されている。 湯殿山は月山の少し西側に位置するが、湯殿山頂上への登山道はない。
はやま
1462m
山形
戦国時代まで、葉山は羽黒山(418m)・月山(1984m)と共に出羽三山に並び称されていた。東北百名山に選ばれている。 山岳信仰の山並みにブナ原生林が広がり、池塘・草原なども見られ、高山植物が多く分布している。稜線上の展望も素晴らしい。
まやさん
1020m
山形
摩耶山は朝日連峰の北、山形県鶴岡市に位置し、花崗岩からなる地塁山地にある。その急峻さは広く知れわたっており、日本三百名山や東北百名山に選定されている。 江戸時代、庄内防衛上の要害の地として山止めされたほど、山頂からの眺めは良い。登山道は朝日村と温海町から数コースが整備されている。
あさひれんぽう
山形・新潟
新潟・山形の県境をなす朝日山地において、主峰の大朝日岳(1870m)を中心とした主稜線を特に朝日連峰と呼ぶ。 北の以東岳(1771m) から南の祝瓶山(いわいがめやま、1417m) までが一般登山の対象とされている。 朝日連峰という意味で日本百名山に選ばれたと思うが、主峰・大朝日岳の名を用い、「朝日岳」の名で日本百名山に選定されている。 朝日連峰の中では大朝日岳(1870m)・以東岳(1771m)・祝瓶山(1417m)の3座が東北百名山に選ばれている。
祝瓶山(1417m)は俗に東北のマッターホルンとも呼ばれる。
しらたかやま
994m
山形
白鷹山は山形市西郊外に位置する白鷹丘陵の火山である。 北東に開けた爆裂火口をもち、その山麓には曲沼・苔沼・大沼・米沼などの湖沼群が散在している。東北百名山に選定されている。 また、県民の森にもなっており、森林学習展示館や自然植物学習園などがある。 登山道は四方八方から開かれ、整備されている。 登山口としては大平登山口が一般的であり、山頂までは約1時間かかる。
かむろさん
1365m
秋田・山形
神室山は秋田・山形の県境に広がる神室連峰の主峰であり、花の百名山や日本二百名山に選ばれている。 神室連峰は栗駒国定公園に入り、東北一と言われる痩せ尾根が南北25kmに及び、 「みちのくのアルプス」や「東北ミニアルプス」と呼ばれている。 一方、「東北アルプス」と呼ばれているのは飯豊連峰の方である。
周辺の東北百名山としては神室山・高松岳・虎毛山が三角形の位置関係をなし、その中心的な場所に秋ノ宮温泉郷がある。 秋ノ宮温泉郷を登山ベースにし、これらの山々を訪れることが考えられる。 神室山への登山口としては役内登山口が考えられる。 一方、山形県側には前神室山〜神室山〜天狗森〜小又山〜火打岳〜八森山〜杢蔵山を巡る長い縦走路が延びている。 したがって山形県側の登山口から登ることも考えられる。
こまたやま
1367m
山形
小又山は「東北のミニアルプス」と呼ばれている神室連峰に含まれ、東北百名山に選ばれている。 前神室山〜神室山〜天狗森〜小又山〜火打岳〜八森山〜杢蔵山を巡る長い縦走路があり、その途中に小又山が位置している。 冬季は季節風をもろに受け止めるため積雪が多く、森林限界が低い。 地質学的には第三紀層の安山岩で構成されているが、広く花崗岩が露出している。 そのため谷には滝やゴルジュが多く見られる。
ひうちだけ
1238m
山形
もくぞうさん
1027m
山形
杢蔵山は「東北のミニアルプス」と呼ばれている神室連峰の南端、新庄市街の東郊外に位置し、東北百名山に選ばれている。 前神室山〜神室山〜天狗森〜小又山〜火打岳〜八森山〜杢蔵山を巡る長い縦走路があり、その南端に杢蔵山が位置することから、縦走路の出発点としても利用されている。 神室山や小又山のあたりで急峻だった神室連峰も杢蔵山のあたりでは穏やかな山容になっており、気軽に登れる山として新庄市民に親しまれている。 杢蔵山頂上からは素晴らしい展望が得られる。
はちもりやま
1098m
山形
すがねだけ
1253m
秋田・宮城
須金岳は秋田・山形・宮城の3県が接する県境近くに位置し、荒雄岳を中央火山丘とする鬼首カルデラの外輪山のひとつである。東北百名山に選ばれている。 カルデラ盆地を流れる江合川(荒雄川)をさかのぼると、鳴子温泉郷、そして禿岳への交差点を通過し、やがて須金岳への登山口に着く。 そのような位置関係になっている。禿岳も鬼首カルデラの外輪山であり、東北百名山に選定されている。
かむろだけ
1261m
山形・宮城
禿岳は秋田・山形・宮城の3県が接する県境近くに位置し、荒雄岳を中央火山丘とする鬼首カルデラの外輪山の最高峰である。「小鏑(かぶら)山」とも呼ばれ、東北百名山に選ばれている。 カルデラ盆地を流れる江合川(荒雄川)をさかのぼると、鳴子温泉郷、それから禿岳と須金岳が現れる位置関係になっている。 鬼首カルデラ外輪山一帯は、噴火によって形成された鋭い稜線や急峻な沢筋がアルプス的な景観を形成し、「みちのくの小アルプス」とも呼ばれている。 温泉とスキー場で知られる鳴子温泉の奥座敷・鬼首温泉郷が宮城県側の登山ベースになる。 登山口は宮城側の花立峠と山形県側の銚子口とがよく利用されている。
おきなとうげ(おきなさん)
1075m
山形・宮城
宮城・山形の県境に位置する山であり、宮城側では翁峠、山形側では翁山とよばれている。 国土地理院の地図では翁山となっている。 美しいブナ林と開放的な笹原の稜線を持つ山であり、東北百名山に選ばれている。 近くには大正ロマン漂う銀山温泉がある。
やくらいさん
553m
宮城
仙台市の北方に位置し、加美郡の名を冠して加美富士とも呼ばれている円錐形の山である。東北百名山に選定されている。 周辺の人々に親しまれ、伝説や名前に関する逸話が多く、信仰の山でもある。 山麓は大規模な放牧地となっており、野外活動センター、スキー場、温泉などがある。
ふながたやま
1500m
山形・宮城
船形山は山形・宮城の県境に位置する船形火山群の主峰となる火山であり、「御所山(ごしょざん)」の別名がある。日本二百名山と東北百名山に選ばれている。 仙台市から比較的近いこともあり、10本近くの登山コースが設定されている。メインの登山口は大滝キャンプ場のようだ。
くろぶしやま
1227m
山形
黒伏山は船形山(御所山)の少し西、山形県東根市に位置する古い火山で、石英安山岩からなり、その南面は標高差約300m、幅1Kmにわたり柱状節理の岩壁となっている。 そのような、すごい断崖の山として知られており、東北百名山に選ばれている。
黒伏山はロッククライミングの山としても利用されている。
いずみがだけ
1175m
宮城
泉ガ岳は仙台市の東郊外に位置し、ハイキング・キャンプ・スキーなどで親しまれている。日本三百名山と東北百名山に選定されている。
ななつもり(ささくらやま)
507m
宮城
仙台市の南西郊外、東北自動車道の近くに、七ツ森と呼ばれる釣鐘形の山々が連なっている。笹倉山(ささくらやま・507m)、撫倉山(なでくらさん・359m)、松倉山(291m)、大倉山(327m)、鉢倉山(289m)、鎌倉山(313m)、遂倉山(とがくらさん・308m)である。 その中で孤高を誇っているのが笹倉山であり、大森山とも呼ばれている。これらの山々を巡るようにハイキングコースが設けられている。 東北百名山に選定されている。
ところで旧七ツ森にはたんがら森(232m)が含まれていた。しかし、標高が低いことから七ツ森から外され、新たに笹倉山が加わり、現在に至っている。
おもしろやま
1264m
山形・宮城
面白山は船形火山群と蔵王火山群との中間に位置する県境の火山である。東北百名山に選定されている。昔、地元の人々は、積雪の多さからか「つらしろやま」と呼び親しんできた。また古くは山寺(立石寺)の奥ノ院とされてきた。 登山口はJR仙山線の面白山高原駅、天童高原駐車場など、山形側にある。 南方4Kmの南面白山(1225m)に対し、こちらの方は北面白山とも呼ばれる。
山寺(立石寺)は観光地として知られているが、ロッククライミングの場所としても全国的に知られている。
だいとうだけ
1366m
宮城
大東岳は船形連峰と蔵王連峰のほぼ中間に位置する二口山塊の最高峰である。東北百名山に選定されている。 大東岳に源を発する二口渓谷は、姉滝・白糸ノ滝・雨滝など多くの滝があり、景勝地としても知られ、休日は行楽客で賑わっている。 その下流側に位置する二口温泉が登山口に利用されている。
大東岳の周辺には南面白山(1225m)や小東岳(1130m)があり、これら3山を巡ることも考えられる。その場合の登山口としては面白山高原駅がある。
さらに面白山・南面白山・大東岳・小東岳・山形神室岳・仙台神室岳を含む二口山塊といった広い範囲での山行も考えられる。 二口山塊は仙台市と山形市から近いこともあり、多くの登山道が四方八方に延びている。縦走を含め、いろいろなコース取りができる。
かむろだけ
1356m
宮城
神室岳は船形連峰と蔵王連峰のほぼ中間に位置する二口山塊にあり、二口山塊の中では大東岳(1366m)に次いで第2の標高を誇る。独特の釣鐘型の山容から「二口の怪峰」として知られている。東北百名山に選定されている。 西隣りに山形神室岳(1344.2m)があることから、こちらの方は仙台神室岳とも呼ばれている。登山も、これら2つの山を訪れる山行が多い。そのような登山口としては笹谷峠がある。
笹谷峠を拠点にし、北へは山形神室岳と仙台神室岳の山行、南へは雁戸山(がんどやま、1485m)の山行が考えられる。 雁戸山の情報は蔵王連峰に含まれている。
ざおうれんぽう
山形・宮城
蔵王連峰は山形・宮城の県境に位置し、熊野岳(1841m)を主峰とする山並みの総称である。 蔵王連峰の主峰・熊野岳を「蔵王山」と呼ぶことが多い。 蔵王連峰という意味で日本百名山に選ばれたと思うが、「蔵王山」の名で日本百名山に選定されている。 蔵王連峰の中では雁戸山(がんどやま、1485m)・屏風岳(1825m)・熊野岳(1841m)の3座が東北百名山に選ばれている。
とくせんじょうさん
711m
宮城
徳仙丈山は岩手・宮城の県境となるあたりの上北山地に位置し、気仙沼市民の森になっている。 ツツジの山として知られており、5月下旬から6月上旬にかけてレンゲツツジとヤマツツジで赤色に染まる。
いいでれんぽう
山形・新潟・福島
飯豊山地は福島・新潟・山形の三県にまたがり、飯豊連峰とも呼ばれている。さらに「東北アルプス」とも呼ばれている。 最高峰の大日岳(2128m)と主峰の飯豊本山(2105m)をはじめ、北股岳北股岳(2024m)・烏帽子岳(2017m)・御西岳(2012m)など、2000m級の山々が連なっていている。 飯豊連峰という意味で日本百名山に選ばれたと思うが、「飯豊山」の名で日本百名山に選定されている。 飯豊連峰の中では北股岳(2025m)・飯豊本山(2105m)の2座が東北百名山に選ばれている。
ごぜんがゆうくつ
846m
新潟
御前ガ遊窟は新潟・福島県境近くの井戸小屋山(標高902m)から東へ派生する尾根に位置し、そこの岩峰(標高846m)の真下にある洞窟である。 平安時代中期の武将・平維茂(たいら の これもち)の夫人が隠れ住んだ洞窟との伝承がある。 そのような洞窟を訪れる岩登りルート(シジミ沢の大スラブ)がある。一方、クサリ場が数カ所であるものの、登山道「ソウケイ新道」も御前ガ遊窟へ達している。 岩登りルートを登り、ソウケイ新道を辿って下山する周回ルートがよく利用されている。 位置的には御神楽岳の東隣りになる。青森など、遠くから訪れる場合は御神楽岳と御前ガ遊窟との組み合わせが考えられる。
みかぐらだけ
1387m
新潟・福島
御神楽岳は越後山脈、具体的には新潟・福島の県境に接した新潟県阿賀町に位置する。急峻な尾根や岩壁から「下越の谷川岳」と呼ばれ、日本二百名山に選ばれている。 南隣りには新潟・福島の県境に位置する本名御神楽(ほんなみかぐら:標高1266m)があり、こちらの方はうつくしま百名山(福島県の百名山)に選ばれている。 幾らかの登山道があるが、蝉ガ平コースが面白そうだ。
がもうだけ
820m
福島
蒲生岳は福島県南会津郡只見町に位置し、「会津のマッターホルン」の異名をもつ岩峰である。東北百名山に選ばれている。 山頂からは浅草岳・会津朝日岳・越後駒ヶ岳などの名山を望むことができる。 山麓には河井継之助記念館がある。
あさくさだけ
1586m
新潟・福島
浅草岳は越後山脈に位置し、新潟県魚沼市と福島県南会津郡只見町にまたがる第四紀火山である。越後三山只見国定公園に属し、高山植物の宝庫として知られている。 新・花の百名山や日本三百名山に選ばれている。 ブナ原生林を楽しみつつ登り、山頂からは360度の展望が得られる。
あづまれんぽう
山形・福島
吾妻連峰は山形県と福島県の県境に沿って東西に延びる火山群や山塊の総称である。 広々とした湿原に高山植物が咲き、展望の開けた稜線が長く延びている。 吾妻連峰の最高峰は西吾妻山(2035m)であるが、同格の山々が連なり、どれが代表的なピークとして特定しにくいようだ。 そんな訳で「吾妻山」の名で日本百名山に選ばれている。 吾妻連峰の中では西吾妻山(2035m)・東吾妻山(1975m)の2座が東北百名山に選ばれている。
青森などから吾妻連峰を訪れる場合は、近くの日本百名山・安達太良山(1700m)や磐梯山(1819m)も考慮するものと思われる。 温泉や湖沼を含め、観光を兼ねた登山になりそうだ。
あだたらやま
1700m
福島
安達太良山は福島県中部にある火山であり、日本百名山や花の百名山に選ばれている。山麓には多くの温泉が点在する。 登山口としては安達太良山の東に位置する奥岳の湯がメインとなっているようだ。 登山口は東の塩沢温泉、北の野地温泉、西の沼尻温泉など、四方八方にある感じだ。
ばんだいさん
1819m
福島
磐梯山は「会津富士」や「会津磐梯山」とも呼ばれている円錐形の成層火山であり、日本百名山に選ばれている。 登山口としては表登山口や磐梯高原がよく利用されているようだ。猫魔八方台を利用すると、最も短い登山コースになる。
おのだけ
1383m
福島
小野岳は福島県南会津郡下郷町に位置し、凝灰岩からなる山であり、ブナ林に覆われている。東北百名山に選ばれている。 小野岳の山麓には江戸時代の宿場の面影を残す大内宿がある。さらに大内宿から近いところに湯野上温泉があり、会津鉄道が通ている。 したがって湯野上温泉に泊まり、大内宿観光と小野岳登山を兼ねた旅が考えられる。
ふたまたやま
1544m
福島
二岐山は福島県岩瀬郡天栄村と南会津郡下郷町とにまたがる第四紀火山であり、二つの丸みを帯びたピークを持つ双耳峰である。日本三百名山と東北百名山に選定されている。 山に一部残されたブナ林やアスナロ林が、この山の魅力になる。山麓には1000年以上の歴史をもつ二岐温泉があり、二岐温泉も魅力のひとつになる。
なすれんぽう
福島・栃木
那須連峰は福島・栃木の県境に広がる火山群(那須火山群)であり、茶臼岳(1915m)・朝日岳(1896m)・三本槍岳(1917m)が主たるピークになる。茶臼岳は「那須岳」とも呼ばれる。 これら3座に南月山と黒尾谷岳を加え、那須五峰と呼ばれている。 那須五岳の中枢となる茶臼岳・朝日岳・三本槍岳の総体という意味で日本百名山に選ばれたと思うが、「那須岳」の名で日本百名山に選定されている。 那須連峰の主峰・三本槍岳は県境にあり、東北百名山に選ばれている。
おじかだけ
1777m
福島
那須連峰から鬼怒沼山に至る70kmにおよぶ栃木県と福島県の県境上には、人の訪れることがまれな山々が連なっている。 そのような山の代表格が男鹿岳である。日本三百名山に選定されているものの、 登山道がなく、残雪期に登るのが一般的である。 明瞭な登山道はないが、塩那道路から稜線上に踏み跡があるようだ。
ななつがたけ、ななつがだけ
1636m
福島
七ガ岳は福島県南西部の南会津町に位置し、その名前のとおり7つの峰が連なる。一番岳が七ガ岳本峰であり、七ガ岳本峰から北東に約3kmにわたって痩せた稜線が続く。その南東面は約200mの断崖になっている。 山中にはブナの原生林が残っている。日本三百名山と東北百名山に選定されている。
あらかいさん、あらかいざん、あらかいやま
1581m
福島
荒海山は福島県南会津郡南会津町と栃木県日光市の境界に位置する。福島側では荒海山と呼び、栃木側では太郎岳と呼ぶため、両方の名を取って荒海太郎岳とも呼んでいる。日本三百名山に選定されている。 山の中腹はブナなどの林に覆われ、展望がない。山頂付近はハイマツやシャクナゲなどの小灌木になり、展望が開ける。静かな山を味わうことが出来る。
あいづあさひだけ
1624m
福島
会津朝日岳は福島県只見町、会津駒ガ岳(2133m)の下流側に位置し、日本二百名山や東北百名山に選ばれている。 会津駒ガ岳と同じく古生層からなる山であり、会津朝日岳から会津駒ガ岳までは峰続きであり、朝日・駒山塊と呼ばれる。 そのような意味で会津朝日岳は会津駒ガ岳と似ており、豊かなブナ林と荒々しい岩稜とが特徴的であり、山頂からの展望が魅力的な山である。 赤倉沢登山口から登り4時間半ほどの長丁場になるが、日帰り山行は可能である。 「朝日岳」と名が付くことからも想像できるように、ご来光が楽しめる山である。 したがって山頂近くの避難小屋に泊まり、ご来光を拝む山行も良さそうだ。
あいづこまがだけ
2133m
福島
会津駒ガ岳は福島県南会津郡檜枝岐村(ひのえまたむら)に位置し、古生層からなる山である。山全体は緩やかであるが、谷は深い。日本百名山や花の百名山に選ばれている。 中腹に広がる大規模なブナ林、稜線直下まで延びるオオシラビソの原生林、山頂を形成する大湿原、そこに点在する豊富な高山植物が特徴的である。 山頂からは東北・関東・新潟県の名山を一望することができ、景観の良い山として人気がある。
たしろやま
1971m
たいしゃくさん
2060m
福島・栃木
田代山と帝釈山は尾瀬国立公園にあり、福島県南会津町と栃木県日光市にまたがり、2Kmぐらいの縦走路で繋がっている。したがって日帰りで両山を訪れる山行が一般的である。 田代山は山頂に広大な田代湿原が広がっており、湿原と花の山として人気がある。田代山は花の百名山、帝釈山は日本二百名山に選ばれている。
ひうちがだけ
2356m
福島
燧ガ岳は東北地方から北の最高峰であり、花で有名な尾瀬を代表する山でもある。日本百名山や新・花の百名山に選ばれている。 山麓には尾瀬ガ原や尾瀬沼など、大小さまざまな湖沼や湿原が点在し、花のシーズンを中心に多くの登山者が訪れる。 登山口は数カ所あるが、交通の便利な国道352線の御池がメインの登山口になっている。
しぶつさん
2228m
群馬
至仏山は尾瀬ガ原の西端に位置し、東の燧ガ岳とともに尾瀬を代表する名山である。日本百名山や花の百名山に選ばれている。
ひらがだけ
2141m
新潟・群馬
平ガ岳は燧ガ岳の西に位置し、日本百名山に選ばれている。
りょうぜん
825m
福島
霊山は阿武隈高地の北部に位置する玄武岩の溶岩台地であり、奇岩・怪石の山として知られている。 平安初期に慈覚太師により開山され、国の史跡名勝・日本百景・東北百名山などに指定されている。
かまくらだけ
967m
福島
鎌倉岳は福島県郡山市の東、田村市に位置する阿武隈高地の山である。 花崗岩からなる山であり、男性的な岩峰になっており、花の百名山や東北百名山に選ばれている。 阿武隈山地には「鎌倉岳」と名がつく山が二つあり、こちら(田村市)の方は「常盤(ときわ)鎌倉岳」、別の方は古殿町竹貫にあり「竹貫(たかぬき)鎌倉岳」と呼ばれている。 常盤鎌倉岳は突き出た岩峰が特徴的であり、山頂の岩場付近は岩登リゲレンデにも利用されている。 さらに春はキリシマツツジやドウダンツツジが咲き乱れ、秋は岩と織りなす紅葉が魅力的である。
おおたきねやま
1192m
福島
大滝根山は福島県郡山市の東、田村市と川内村にまたがる阿武隈高地の最高峰である。新・花の百名山や東北百名山に選ばれている。 花崗岩からなる山であり、穏やかな山容をしているが、中腹には急坂がある。 山頂には自衛隊レーダ基地があるが、山頂の北側100m程の所には天狗岩があり、北側の眺めが良い。 登山口は田村市側の2つの登山口が一般的であり、周回コースにすることもできる。 山麓の仙台平はカルスト台地であり、東北随一の規模を誇る鍾乳洞「あぶくま洞」がある。
やみぞさん
1022m
福島・茨木
八溝山は福島・茨城の県境にあり、山全体が昆虫や小動物が生息する環境保全地域として、環境庁の「ふるさといきものの里」に認定されている。山頂まで車道が通じ、マイカーで登れる山として人気があり、観光の山の趣が強い。 その昔は修験道の山であり、中腹には日輪(にちりん)寺がある。歩いて登る場合は、日輪寺入口から旧参道に入り、金性水・銀性水と名付けられた湧水群や月輪(げつりん)寺跡などを経て山頂に達する。 日本三百名山に選定されている。
山と渓谷社の『花の百名山 登山ガイド』によれば、秋田の花の百名山は次の9山である。
函館市郊外に位置する火山であり、麓の大沼から見る北海道駒ヶ岳は観光客を魅了する。 12年間、火山活動のため登山が禁止されていたが、いまは一部規制緩和となり登山ができる。
「青森県外&無雪期」に分類される当サイトの資料を対象とし、集中管理するためのセクションである。
当サイトが提供する登山道マップ(無雪期)の一覧である。
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